・ワッカー・ノイソンとの長期供給契約に基づき開発された5トン未満クラス
ディア (Deere & Company):2026年10月28日
米ジョン・ディア(John Deere)は、コンパクト油圧ショベルの新モデル「40 P-ティア(40 P-Tier)」を発表した。35 P-ティアと50 P-ティアの間を埋める位置付けで、「35のように輸送し、50のように掘削する」ことをコンセプトに設計されている。運転重量を1万ポンド(約4,536キログラム)未満に抑えつつ、上位クラスに近い掘削力とアタッチメント対応力を備える。ランドスケープ、レンタル、ユーティリティ、一般土木を主な用途とする。
■主な特徴は次の通り。
運転重量は標準アーム仕様で8,795ポンド(約3,989キログラム)、ロングアーム+追加カウンターウェイト仕様で9,190ポンド(約4,169キログラム)。多くの場合、商用運転免許証(CDL)を必要とせずにトレーラー輸送が可能で、現場間の移動を頻繁に行う事業者に適する。
エンジンはターボ付きヤンマー製ディーゼルで、ネット出力約40馬力(グロス約42馬力)。従来型テールスイングを採用し、後部の重量を活かして前方のアタッチメント負荷に対する安定性を高めている。最大掘削深さは標準アームで11フィート0インチ(約3.35メートル)、ロングアームで11フィート10インチ(約3.61メートル)。最大リーチはそれぞれ18フィート1インチ(約5.51メートル)、18フィート10インチ(約5.74メートル)となる。バケット掘削力は8,340lbf(約37.1キロニュートン)。
油圧系統は標準で補助油圧流量18.5gpmを備え、クイックカプラー対応。ディバーターバルブにより親指と別アタッチメントを同時配管可能。オプションの第2補助回路を追加すれば、キャブ内から両方を独立制御できる。アタッチメントマネージャー機能を標準装備し、流量・圧力設定を保存・呼び出し可能で、交換時の段取り時間を短縮する。
ブレードはストレートとアングル(4ウェイ)を選択可能で、いずれもブレードフロート機能付き。アングルブレードは埋め戻し作業での効率向上に有効。キャブまたはキャノピーを選べ、キャブは冷暖房付き。8インチタッチスクリーン、CommandARM、電子パターンチェンジャーを備え、大型機と共通の操作性を意識した。JDLinkを標準装備し、オペレーションセンターで位置や稼働状況を把握できる。
サービス性にも配慮し、エンジン周りの点検ポイントや燃料給油口、バッテリー切断スイッチへのアクセスを改善した。LEDブームライトをブームのくぼみに配置し、保護性と照射性を両立している。
同機はワッカー・ノイソンとの長期供給契約に基づき開発された5トン未満クラスのコンパクト機で、ジョン・ディアの仕様と設計影響を反映し、顧客現場での検証を経ている。
2026年10月20〜23日に米ケンタッキー州ルイビルで開催のEquip Expositionで正式お披露目された。
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