コマツ、30トンクラスの大型油圧ショベル「PC300-12/PC300i-12」を発売

・SDV型油圧ショベルのラインナップ拡充 –

コマツは10月30日、フルモデルチェンジした30トンクラスの大型油圧ショベル「PC300-12/PC300i-12」を11月から発売すると発表した。 

土木分野の主力機種である同機は、20トンクラス「PC200i-12」、13トンクラス「PC128/138USi-12」などに続く、新世代油圧ショベル(SDV型)の第3弾。電気レバーを採用した電子制御油圧システムと高出力・低燃費・高信頼性のエンジンを搭載し、高い作業性と省燃費を両立させた。大型で広い運転席や衝突検知ブレーキシステムも採用し、快適性・安全性を大幅に向上させている。

ICT機能を搭載した「PC300i-12」は、スマートコンストラクションの一部アプリケーションと3Dマシンガイダンスを標準装備。必要に応じて3Dマシンコントロールへの切り替えが可能だ。溝掘削作業のセミオート化や、設定した作業制限空間に接近すると自動停止するジオフェンス機能など最新のICT機能を備え、ソフトウェア更新による機能拡張を前提に、将来的には施工内容や工期に応じて柔軟に機能を拡張できるICT施工の実現を目指す。

■主な特長は次の通り。

  1. 高い作業性と省燃費の両立
コマツ独自の電子制御油圧システムや高出力・低燃費・高信頼性エンジンにより、燃費を20%低減、燃費効率を25%向上させ、掘削性も向上。作業効率の向上に貢献する(P+モード、90度ダンプ積みでの社内試験結果に基づく、従来機「PC300-11」との比較)。
  2. 快適性
電気レバー採用の電子制御油圧システムにより油圧コントロールの自由度を高め、操作力の低減やストローク短縮でオペレータの疲労を軽減。キャブ刷新で足元スペースを30%拡大し、モニタ位置変更により右下視界性を50%向上(従来機比)。エアサスペンション標準搭載の新型シート、高精細な8インチ手元タッチパネルモニタ、シートマウント化したコンソールの採用で安心感と快適さを向上させた。
  3. 安全性
機体搭載のカメラとレーダーで周囲の人や物を検知した場合、ブザーなどでオペレータや周囲作業者に注意を促す。危険度が高いと判断した場合は旋回停止や走行の減速・停止を自動で実施。機体の重心を感知し転倒の恐れがある場合もブザーなどで通知する。
  4. ICT(PC300i-12のみ)
標準搭載の3Dマシンガイダンスに加え、利用分に応じた後払い方式で3Dマシンコントロールを利用可能。初期投資を抑えながら作業に応じたコスト管理を実現する。
溝掘削作業のセミオート機能を新たに搭載し、溝中心ラインへの旋回位置合わせや走行位置合わせを半自動化。オペレータの習熟度によらず、複雑で時間がかかる溝掘削作業の生産性を大きく向上させる。
ジオフェンス機能により電線接触や斜面からの転落、周辺構造物との接触リスクを低減。現場の安全性と作業効率向上に加え、現場監視員削減によるコスト削減にも寄与する。

公表価格は「PC300-12」が4,523万円、「PC300i-12」が5,137万5,000円(いずれも工場裸渡し、消費税抜き)。

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