米テレックス(Terex)、第3四半期は売上高22億ドルで58.4%増

・プロフォーマベース11.6%増、調整後EBITDA2億8,600万ドル 通期見通しを精緻化

・5億ドルの自社株買い枠を新設

テレックス・コーポレーション(Terex Corporation):2026年10月28日

米コネチカット州ノーウォーク発——特殊機械のグローバルメーカー、テレックス・コーポレーション(Terex Corporation、NYSE: TEX)は10月28日、2026年第3四半期(7〜9月)の業績を発表した。

売上高は前年同期比58.4%増の22億ドルとなった。プロフォーマ(比較可能ベース)では11.6%増。純利益は1億1,400万ドル(希薄化後1株当たり利益1.00ドル)、調整後純利益は1億7,100万ドル(同1.50ドル)。調整後EBITDAは2億8,600万ドルで、マージンは13.0%だった。

受注高はプロフォーマベースで前年同期比52.7%増の23億ドルとなり、受注残高は70億ドルと前年同期比12.9%増加した。ブック・ツー・ビルは103%。

サイモン・マスター(Simon Meester)社長兼CEOは「第3四半期は前年を上回る売上高、調整後EBITDA、キャッシュフローを達成した。4セグメントすべてで受注が堅調に増加し、70億ドルの受注残高がポートフォリオ全体にわたる先行きの視認性を高めている。拡大した企業の統合を進め、シナジーを取り込み、より一貫した運営規律を適用することで、実行力とリターンの向上を図っている」と述べた。

また、高所作業車(Aerials)セグメントの分離についても「過去数カ月でカーブアウト作業を進め、関心表明の評価段階から複数の戦略的カウンターパーティとの積極的な協議段階に移行した。同時にAerialsチームは顧客対応、事業成長、業績改善に注力している。テレックス株主にとって価値を最大化する成果を実現することが最優先だ」とコメントした。

■セグメント別の概要

・環境ソリューション(Environmental Solutions):売上高4億ドル(前年同期比8.0%減)。ごみ収集車の出荷減が主因。調整後EBITDAは6,100万ドル(マージン15.3%)。

・資材処理(Materials Processing):売上高4億3,400万ドル(同4.1%増、プロフォーマ11.3%増)。北米の骨材関連を中心に出荷が増加。調整後EBITDAは8,400万ドル(同19.3%)。

・特殊車両(Specialty Vehicles):売上高6億5,700万ドル(プロフォーマ8.1%増)。消防車・レクリエーショナル車両の出荷増が寄与。調整後EBITDAは1億500万ドル(同16.0%)。

・高所作業車(Aerials):売上高7億900万ドル(同32.0%増)。大口顧客からの強い需要と大型プロジェクト向け設備投資が押し上げ。調整後EBITDAは6,200万ドル(同8.7%)。

フリーキャッシュフローは2億900万ドルと前年同期から7,900万ドル増加。9月30日時点の流動性(現金および回転信用枠の利用可能額)は12億ドル。四半期中に設備投資・事業投資に3,200万ドル、配当で1,900万ドル、自社株買いで7,200万ドルを株主還元した。取締役会は新たに5億ドルの自社株買い枠を承認し、既存枠と合わせて約6億1,100万ドルの買い戻し余地を確保した。

ジェニファー・コング・ピカレロ(Jennifer Kong-Picarello)上級副社長兼CFOは「プロフォーマ売上高は約12%増、プロフォーマ調整後EBITDAは14%増と堅調だった。運転資本効率の改善により営業キャッシュフロー2億4,100万ドル、フリーキャッシュフロー2億900万ドルを創出した。自社株買いと配当で9,100万ドルを還元しつつ、負債を1億1,300万ドル削減した」と述べた。

■2026年通期見通しを精緻化

第3四半期実績、受注残高の視認性、シナジー実現を踏まえ、通期見通しを精緻化した。

・売上高:80億〜82億ドル(プロフォーマベースで約8.5%増)
・調整後EBITDA:9億3,000万〜9億6,000万ドル(同約10%増、中間値でマージン11.7%)
・フリーキャッシュフロー:3億6,000万〜4億ドル
・調整後希薄化後EPS:4.80〜5.00ドル
主な前提として、旧REVグループ由来の特殊車両事業を11カ月分取り込み、2026年に約2,800万ドルのシナジー創出を見込む(2年以内に年間7,500万ドルのランレート達成を目標)。金利負担約1億8,000万ドル、実効税率約19%、平均希薄化後株式数約1億1,000万株などを織り込んでいる。

テレックスは緊急サービス、廃棄物・リサイクル、公益事業、建設など基幹分野向けの特殊機械を手掛けるグローバル企業。

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