池上通信機は3月26日、システムセンターの敷地内に新棟「南館」を建設(固定資産の取得)すると発表した。
システムセンターでは放送システム事業の基幹工場として、テレビ放送局様向けのスタジオサブシステムや中継車システム、伝送システムなどの生産をメインに、各システムのコアとなるスイッ チャー装置や、番組中継に欠かせない無線伝送装置などの単体機器の開発・製作を行っている。
現在、一部の生産を池上通信機の塩浜事業所(神奈川県川崎市)の敷地内で実施しており、新棟建設によ りスペースを拡充することで、塩浜事業所での生産をシステムセンターへ移し、生産効率の向上を図 る。
また、新棟建設にあたっては、生産性や製品競争力の向上、高品質なものづくりを追求するととも に、省エネルギー対応空調設備や太陽光発電設備の導入による環境負荷の軽減、働きやすい職場環境 の構築にも努めることで、地球環境や働く人にやさしい工場を目指すなど、持続可能な社会の実現に 向けた取組みを強化していく。
なお、新棟建設後には同じシステムセンターの敷地内にある「本館」の BCP(事業継続計画)対策と して耐震・リニューアル工事を計画しているが、新棟に本館の機能を一時的に移すことで、工事 期間中も事業を継続する計画。
＜新棟の概要＞
名称：池上通信機株式会社 システムセンター南館(仮称)
所在地：神奈川県藤沢市高谷字河内117
用途(構造)：工場・事務所(S造3階建)
建物面積：1,889.94 ㎡(571.7 坪) ※延床面積:3,056 m²(予定)
取得価額：10億3,000万円(建物・付属設備)(予定)
資金計画：自己資金及び銀行借入
＜今後の日程＞
工事着工：2024 年 9 月(予定)
竣工：2025 年 12 月(予定)
稼働開始：2026 年 1 月(予定)