大成建設と西尾レントオール、遠隔安全管理アプリケーション「KIZUKIAI」を開発

・クラウドを活用して遠隔地から建設現場の安全を確認・検証・改善

 大成建設西尾レントオールは6月8日、施工中に得られる膨大なデジタルデータを活用して、現場管理支援や生産性向上を図る統合プラットフォーム「T-iDigital Field」※1に、事務所や外出先などの遠隔地から現場の安全確認・検証や対策改善などの安全管理を可能とする、新規開発のアプリケーション「KIZUKIAI」を導入したと発表した。

 「安全」は工事を実施する上で最も重要な要素であることから、建設現場では安全管理のための様々な対策が講じられており、現場状況を常時把握しながら危険を知らせる多種多様な警報装置などが設置されている。しかし、現場で発生したこれらの警報音や警告灯はその場限りということが多く、これまで発生した事象の記録や集計結果などを共有する仕組みがなく、予防という観点で安全管理に適用することが困難だった。そのため、これらの安全に関わる情報を集約させ、確認・検証・改善などの情報を工事関係者間で共有し、安全に対する意識の向上や予防を図るような仕組みの構築が求められていた。

そこで、両社は、現場状況を把握するために配置されたカメラ画像やセンサで得られた様々なデータから「T-iDigital Field」を介して安全に関する情報をクラウド上に集約・一元管理し、建設現場はじめ事務所などの遠隔地からでも現場の安全管理を可能とするアプリケーション「KIZUKIAI」を開発・導入した。

 同アプリケーションの適用により、現場での警報などの様々な安全情報をリアルタイムに確認・共有でき、取得した情報の記録・分析に基づく事後の確認・検証・改善により安全性の向上が図れる。

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