・営業利益率7.5%を確保、エンジン事業の好調と建機の収益性改善が寄与
HD建機(HD Construction Equipment):2026年10月26日
HD建機は、2026年第3四半期(7~9月)の売上高が前年同期比6.1%増の2兆915億ウォン、営業利益が23.9%増の1,577億ウォンになったと発表した。営業利益率は7.5%となった。
売上高の伸びは、発電機用エンジンや産業用エンジンの販売好調がけん引した。営業利益は、建設機械事業の構造的な採算改善に加え、エンジン事業の好調が寄与し、大幅な増益となった。
事業別では、建設機械部門の売上高が1兆6,235億ウォン、営業利益が1,099億ウォンとなった。中東・アフリカ地域では地政学的な不確実性が長期化し、業績の重荷となったものの、その他の地域では鉱山開発やインフラプロジェクト向け需要が継続し、中・大型機の販売が堅調に推移した。また、高収益の補修部品販売を拡大するアフターサービス戦略の強化も採算改善に貢献した。
北米や欧州など先進市場の売上高は前年同期比4%増加した。欧州では住宅市場の低迷により販売が減少したものの、北米で次世代モデルや商用トラックの需要が堅調に推移し、これを補った。レンタル市場の継続的な拡大も売上高の伸びを支えた。今後は次世代製品のラインアップを拡充し、先進市場で新製品の販売を優先することで、成長を維持する方針。
独立国家共同体(CIS)、東南アジア、オセアニア地域の売上高は、地域に適した製品の供給拡大により前年同期比30.2%増加した。CIS地域では超大型建設機械の販売が伸び、オーストラリアとニュージーランドでは小型建設機械の販売が成長をけん引した。
インドでは、政府主導のインフラ投資を背景に、小型油圧ショベルやホイールローダーの販売が拡大し、売上高は前年同期比26.6%増加した。中南米市場も鉱山向け需要の拡大を背景に26.8%増となり、安定した成長を維持した。
エンジン部門は売上高が3,940億ウォン、営業利益が552億ウォンとなった。データセンターの電力需要拡大を背景に発電機用エンジンの販売が増加したほか、世界の建設機械市場の回復に伴い産業用エンジンの販売も伸びた。高収益製品を優先する販売戦略により、営業利益率は14%と2桁台を確保した。
同社は、完成間近の群山工場で、2027年からメガワット(MW)級ディーゼル発電機の生産を開始する計画。同時に、データセンター向け発電機用エンジンの需要急増、特に北米市場での需要拡大に対応するため、仁川工場の大型ガスエンジン生産ラインを増強する。
同社関係者は「為替レートの下落が続く環境下でも、収益性を重視した事業運営により、堅調な営業利益を確保できた。今後は次世代製品のラインアップと地域に適した建設機械製品群を強化するとともに、新設の群山工場を活用し、データセンター向け発電機用エンジン市場への取り組みを積極化する」とコメントした。