エプソン、初の人協働ロボット「AX6-A901S」と小型コントローラー「RC-A101」を受注開始

セイコーエプソンは、人協働ロボット「AX6-A901S」と小型コントローラー「RC-A101」を10月29日からエプソンジャパン経由で受注開始した。最大可搬質量6kg、アーム長900mmで、標準価格はオープン。研究施設や医薬品・医療機器、食品製造現場などの自動化を主な対象とする。

近年、製造業に加え医薬品・医療機器や食品業界、研究機関では人手不足や熟練作業者の減少が進み、高い作業品質と再現性の確保が課題となっている。特に医薬品・医療機器や食品分野では異物混入・汚染防止のための厳格な衛生管理が求められ、自動化ニーズが高まっている。

同社の産業用ロボットは小型・軽量・高精度技術を特徴とし、省スペース設計で限られた設置スペースやレイアウト変更にも対応してきた。「AX6-A901S」は同社初の人協働ロボットで、産業用ロボットで培った技術を生かし、人との協働作業を支援する。適切なリスクアセスメントと安全対策のもと、人と作業空間を共有するシステム構築に対応する。

外観は滑らかで凹凸の少ないデザインを採用し、清掃しやすい構造とした。研究施設や医薬品・医療品製造、食品製造など清掃性が重要な現場での活用を想定する。プログラミングは汎用言語のPythonに加え、画面上のブロックを組み合わせるブロックプログラミングにも対応。ロボット専門知識がなくても導入・運用しやすい環境を提供する。

小型コントローラー「RC-A101」はAGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)への搭載に対応し、搬送と作業を組み合わせた自動化システムの構築を可能にする。

同社は長期ビジョン「ENGINEERED FUTURE 2035」のもと、「省・小・精」の技術・思想を基盤に、人とロボットの協働による生産性向上と省人化を支援していく方針。

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