米ムーグ、ナイアガラフォールズ工場にISOクラス8クリーンルーム完成

・スラスタ生産能力を80%超拡大、衛星・推進プログラムを支援

ムーグ(Moog Inc.):2026年9月24日

ニューヨーク州イーストオーロラ発、ムーグ(Moog Inc.、NYSE:MOG.AおよびMOG.B)は、ナイアガラフォールズ(Niagara Falls)工場にISOクラス8認証クリーンルームを完成・稼働開始したと発表した。この最先端の管理環境はすでに完全運用に入り、防衛および商業宇宙飛行プログラムの拡大を支えるスラスタの組立・統合・試験を加速させる。

今回の拡張は予定通り完了し、専用クリーンルームの生産能力を80%超高めた。連続・複数シフト稼働を前提に設計され、精密サブアセンブリから統合、ホットファイア試験までの一貫した生産フローをシームレスに支える。これによりリードタイム短縮と、変化するミッション要求への迅速な対応が可能になる。

ムーグ・スペースディビジョンのマーク・コヴェッリ(Mark Covelli)上級副社長は「国家安全保障の優先事項が進化する中、当社は製造拠点を迅速に変革し、重要な防衛能力のより速く、より高ボリュームな供給を実現している。生産能力、人材、先進生産技術への投資により、ミサイル防衛、宇宙ベース迎撃システム、ゴールデン・ドーム(Golden Dome)プログラムが求める加速したタイムラインに対応できる」と述べた。

推進システム事業のマイク・ポパディック(Mike Popadick)ゼネラルマネジャーは「ナイアガラフォールズのクリーンルームは、推進事業の基盤を強化する重要な投資だ。この拡張された専用スペースにより、衛星、月面着陸機、防衛用途など顧客が求める精密な品質と信頼性を維持しながら、生産を本格的に拡大できる体制が整った」とコメントした。

新クリーンルームは、4基の自社製高高度ホットファイア試験室と豊富なエンジニアリング能力を擁するナイアガラフォールズ工場全体とシームレスに連携し、ムーグの垂直統合型推進技術をさらに強化する。拡張着工以降、同社は成長を支えるため数十人規模の製造・エンジニアリング職を新たに採用し、最高水準の品質と安全基準を維持している。

ムーグの推進システムは太陽系全域のミッションを支えてきた。今回のクリーンルーム完成は、75年に及ぶ同社の革新と精密エンジニアリングの伝統をさらに強固なものとし、探査と防衛の両面での貢献を継続する基盤となる。

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