米ジョン・ディア、新型コンパクト油圧ショベル「40 P-Tier」を発表、10,000ポンド未満で大型機並みの掘削力

ディア(Deere & Company):2026年9月24日

米ジョン・ディア(John Deere)は、新型コンパクト油圧ショベル「40 P-Tier」を発表した。2026年10月20〜23日に米ケンタッキー州ルイビルで開催される展示会「エクイップ・エクスポジション(Equip Exposition)」で正式デビューする。運転質量は10,000ポンド(約4,536キログラム)未満に抑えられ、商用ドライバー免許(CDL)なしで輸送可能なコンパクトさを保ちつつ、大型機並みの掘削力と油圧性能を実現したのが最大の特徴だ。造園、レンタル、ユーティリティ、一般建設向けに設計されている。

同社製品マーケティングマネージャーのエミリー・パグラ(Emily Pagura)氏は「オペレーターは規模の異なる現場を自信を持ってこなせる機械を求めている。40 P-Tierはそのニーズに応える」と強調。「優れた油圧性能と豊富なアタッチメント対応、直感的なテクノロジーにより、1日を通じて作業効率を高められる」と述べた。
運転質量はロングアーム・キャブ・追加カウンターウエイト仕様で9,190ポンド(約4,168キログラム)。エンジンはターボ過給付きヤンマー(Yanmar)製ディーゼルでグロス出力42馬力、ネット出力38.9馬力を発揮する。最大掘削深さは標準アームで11フィート(約3.35メートル)、ロングアームで11フィート10インチ(約3.61メートル)。最大リーチは標準で18フィート1インチ(約5.51メートル)、ロングで18フィート10インチ(約5.74メートル)だ。35 P-Tierと50 P-Tierの間を埋める位置付けで、「35クラスのように輸送し、50クラスのように掘る」性能をうたう。従来型テールスイング構造を採用し、後部重量を活かした安定した掘削を可能にした。

オプションは充実している。油圧式ピングラバーカプラー、後付けリアビューカメラ、工場装着サム、アングルブレード、補助油圧パッケージなどを用意。用途に合わせて仕様を最適化できる。新たに対応アタッチメントとして「ME28マルチングヘッド(ME28 Mulching Head)」も投入する。路傍やフェンスラインの伐採、狭所作業向けで、可変速モーター、耐久性の高いローター、リバーシブル式キュービットナイフ歯を備え、作業効率と耐久性を両立する。

標準装備の「アタッチメント・マネージャー(Attachment Manager)」技術は、対応アタッチメントの油圧設定をプリセット登録・呼び出し可能。段取り時間を短縮し、一貫した性能を引き出せる。オペレーター環境では、ジョン・ディア・コマンドアーム(John Deere CommandARM)、8インチタッチスクリーンディスプレイ、統合電子パターンチェンジャーを搭載。オプションでプレミアムBluetoothラジオやリアビューカメラも選択できる。標準のJDLink接続により、ジョン・ディア・オペレーションズ・センター(John Deere Operations Center)経由で位置情報や機体状態を把握し、稼働率向上に寄与する。

日常点検箇所へのアクセス性を高め、メンテナンス性も向上。キャブ仕様ではヒーター・エアコン、プレミアムシート、収納スペースを備え、長時間作業の快適性を確保した。キャノピー仕様も選べる。開発は5トン未満クラスのコンパクト機で長期供給契約を結ぶワッカー・ノイソン(Wacker Neuson)との協業で進め、ジョン・ディア仕様に基づく設計・顧客現場での厳格なテストを経て仕上げた。

展示会では屋内ブース1110、屋外デモブース7834Dで実機を確認できる。

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