パルフィンガー、マドリッドに新販売・サービス拠点を開設、イベリア市場で約2,000万ユーロを投資

・架装ラインを16本に拡充―

パルフィンガー(PALFINGER):2026年9月24日

クレーン・昇降機器メーカーのパルフィンガー(PALFINGER)は9月24日、スペイン・マドリッドに新たな販売・サービス拠点「セールス&サービスハブ」を正式開設した。敷地面積は2万2,000㎡で、販売、サービス、架装、物流、部品供給を一拠点に集約。スペイン・ポルトガル市場への長期的なコミットメントを強化し、さらなる成長基盤を構築する。

同社はイベリア市場での事業拡大に約2,000万ユーロ(約36億円、180円換算)を投じた。現地法人パルフィンガー・イベリカ(PALFINGER Ibérica)の設立10周年を迎える中で開設した新拠点は、顧客との距離を縮め、収益性の高い成長を支える次の章と位置づけられている。

スペインとポルトガルは、パルフィンガーにとってEMEA地域内で戦略的に重要な市場。新拠点の開設により、同社は現地での事業基盤を拡充し、イベリア市場への長期的な関与を明確にした。

新ハブでは架装ラインを従来の10本から16本に増設。生産能力の向上と需要変動への柔軟な対応が可能になる。機能を一箇所に集約することで、部門間の調整を短縮し、営業・技術・サービスに関する専門知識への直接アクセスを実現した。建物には再生可能エネルギーシステム、高断熱窓、インテリジェント照明、自動空調制御を導入し、エネルギー消費の最適化と環境負荷の低減を図っている。

パルフィンガーのCEO、アンドレアス・クラウザー(Andreas Klauser)氏は「スペインとポルトガルの長期的な潜在力を強く信じている。マドリッドの新セールス&サービスハブは単なる新施設ではない。顧客とともに成長し、現地プレゼンスを強化し、イベリア市場における次の10年の成功基盤を築くという当社の決意を表している」と述べた。

開所式は「Building the Future Together(共に未来を築く)」をモットーに開催され、顧客、パートナー、従業員との緊密な協力を強調。パルフィンガー・イベリカの10周年も祝した。

同社マネージングディレクターのヨルク・ショップフェラー(Jörg Schopferer)氏は「本日の開所は、過去10年間で共に達成してきた成果を象徴する。マドリッド拠点の統合体制は主要機能を集約し、架装能力を拡大する。チーム間の連携を支え、より効率的なプロセスを可能にする。これにより運用パフォーマンスを次の段階に引き上げ、顧客が期待する品質と信頼性を提供していく」と語った。

新拠点はパルフィンガーの「ストラテジー2030+(Strategy 2030+)」が掲げる3つの方向性――顧客価値の向上、バランスの取れた収益成長、実行力の卓越性――に貢献する。現地能力の強化、運用能力の拡大、プロセス効率化を通じ、戦略を具体的な行動に落とし込んだ形だ。

■ パルフィンガー(PALFINGER)について

パルフィンガーは、革新的なクレーンおよび昇降ソリューションで世界的に基準を打ち立てるテクノロジー・機械エンジニアリング企業。顧客ニーズをシームレスに統合したソリューションに転換し、幅広い製品ポートフォリオと地域展開により、バランスの取れた収益成長を推進する。「ライフタイム・エクセレンス」の約束のもと、製品ライフサイクル全体で優れた性能を提供する。
従業員数は約1万2,000人、国際的な製造拠点は30カ所。グローバルな販売・サービスネットワークにより、世界各地で市場に近接した事業を展開している。パルフィンガーAGは1999年からウィーン証券取引所に上場し、2025年の売上高は23億4,000万ユーロ(約4,212億円、180円換算)を記録した。

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