メッツォ(Metso):2026年9月22日
メッツォ(Metso)は9月22日、南米の大手銅生産会社と、同社として過去最大となるアナライザーのライフサイクルサービス(LCS)契約を締結したと発表した。契約期間は5年間で、総額は4,000万ユーロ(約72億円、180円換算)を超える。鉱業分野で成果連動型ビジネスモデルへの関心が高まるなか、アナライザー関連サービス事業の拡大を図る。
契約のうち初回分は、メッツォのミネラルズ部門における2026年第3四半期の受注高に計上する。以降は、契約で定めたスケジュールに基づき、各マイルストーンの達成に応じて受注計上する。
契約では、オンラインアナライザー技術、エンジニアリング、長期的な運用支援を単一の商業的枠組みで提供する。対象範囲は、アナライザーの近代化、新型アナライザーおよびサンプリングシステム、技術サービス、スペアパーツ、デジタルサポート、5年間の運転・保守サービスなど。
元素分析および粒度分析用のオンラインアナライザーは、プロセス流体などの工程中の物質を迅速かつ正確に測定し、プロセス制御や最適化を可能にする。これにより、鉱物処理工程の性能向上に寄与する。
メッツォの南米市場エリアでサービス・ビジネスフィールドを担当するマネジャーのマヌエル・サンチェス(Manuel Sanchez)は、「今回の契約により、南米の鉱山顧客向けアナライザーソリューションおよびサービスにおけるメッツォのポジションがさらに強化される。納入・サービスは、南米のアナライザーおよびサービス専門家とグローバルな技術チームが連携して支援する」としている。
また、選鉱・脱水サービス担当シニア・バイス・プレジデントのミーカ・ティルコネン(Miika Tirkkonen)は、「鉱山会社は、機器技術だけでなく、サービスや運用ノウハウを組み合わせ、測定可能な性能向上を実現できるパートナーを求める傾向が強まっている。今回の契約は、アナライザー技術、エンジニアリング、デジタル技術、サービスを単一の枠組みに統合し、顧客の操業目標を支援するメッツォのエンド・ツー・エンドの能力を示すもの」とコメントしている。
今回の契約で採用する「アナライザー・アズ・ア・サービス」は、設備、サービス、デジタル技術を統合したソリューションを成果連動型契約で提供し、顧客が一定の処理成果を得られるようにするビジネスモデルである。メッツォは同モデルを通じ、顧客の操業性能を高めるとともに、設備・操業のライフサイクル全体を通じた長期的な価値創出を目指す。
メッツォのLCSは、顧客と合意した共通目標に基づき、特定の目標達成や継続的な長期性能向上を支援するサービス。メッツォが提供するアフターマーケットサービスおよび設備関連サービスを幅広く対象としており、世界で600件を超える契約が稼働している。
■ メッツォ(Metso)について
メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精製分野向けに、持続可能な技術、エンド・ツー・エンドのソリューション、サービスを世界で展開している。2025年末時点の従業員数は約18,000人、約50カ国で事業を展開。2025年の売上高は約53億ユーロ。本社はフィンランド・エスポーに置き、ナスダック・ヘルシンキに上場している。
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