・拠点荷役テーマで机上検討・シミュレーションを担当、物流効率化と環境負荷低減に貢献—
ロジスネクスト(京都府長岡京市)は9月24日、国土交通省が主催する「令和8年度自動物流道路の社会実装に向けた実証実験」(公募期間:令和8年7月22日〜8月21日)の参加事業者として採択されたと発表した。同社は2025年6月から「自動物流道路の実装に向けたコンソーシアム」に参加しており、今回の公募で「【テーマ1】拠点における荷役」への参加を申請。国土交通省の報道発表により正式に選定された。
自動物流道路(Autoflow Road)は、道路空間に物流専用スペースを設け、クリーンエネルギーを電源とする無人化・自動化された輸送手段で貨物を運ぶ新たな物流システム。物流危機やカーボンニュートラルへの対応を目的とする。
今回の実証実験は、既存の技術・施設を活用しつつ、自動・無人で荷物を運ぶコンセプトについて、複数台の搬送機器を用いた走行性能や自動運転設備等の簡素化可能性を検証。自動物流道路の実装に向けた技術的課題の洗い出しと、運用に必要な条件整理を行うのが狙いだ。実験場所は国土技術政策総合研究所の試験走路、または成田国際空港施設内を予定。実験期間は令和8年10月〜12月。
ロジスネクストを含む採択事業者は、「拠点における荷役」をテーマに、机上検討やシミュレーションを通じて、車両・搬送機器の出入量に応じた複数荷役機器等による処理能力(時間)や、拠点必要面積などの検証を進める。同社は今後、実験実施に向けた計画調整を重ね、新たな物流システムである自動物流道路の構築に貢献していく方針。
物流業界では人手不足やドライバー不足が深刻化する中、道路空間を活用した無人・自動化物流の実用化が注目されている。フォークリフトをはじめとする荷役機器メーカーとして長年の実績を持つロジスネクストが、拠点荷役の検証に参画することで、車両と荷役機器の連携を含めた現実的な実装モデルの構築が期待される。