コマツヨーロッパ(Komatsu Europe International N.V. ):2026年9月22日

コマツは9月22日、都市部の狭小な現場でも高い機動性と作業性を両立する新型ホイール式ミディショベル「PW75MR-5」を発表した。同社欧州部門のコマツ・ヨーロッパ(Komatsu Europe)が、ベルギー・フィルフォールデ(Vilvoorde)から明らかにした。
コンパクトさと高性能の両立をうたう新機種は、運転質量7.5トン未満、機体幅わずか2メートルという小柄なボディに、標準装備の4輪操舵、クラブステアリング、小回りの利く超小旋回半径を組み合わせた。混雑した施工現場でも安全かつ機敏な移動を可能にするとしている。
外観の刷新にとどまらず、内部機構も一新した。新設計のトランスミッションおよび油圧システムを搭載し、独立した走行用油圧回路、高度なアタッチメント制御機能、7インチの高精細タッチパネルモニター、豊富なオプション群により、より大型の機種に匹敵する汎用性・生産性・操作信頼性を実現したという。
コマツ・ヨーロッパの製品担当マネージャー、アレックス・ヴィセンティン(Alex Visentin)氏は「コマツは、お客様とともに真に持続的な価値を生み出すことを目指している。PW75MR-5は、混雑し厳しさを増す現場において、パワフルな性能と機動性、効率性を兼ね備えたコンパクトショベルへのニーズに応える形で開発・投入した」と述べた。
■オペレーター視点で再設計したキャブ
新型キャブは操作性と快適性を重視して再設計され、操作レイアウトが最適化された。高精細な7インチタッチパネルは26言語に対応し、直感的な操作が可能。新たに採用した低速走行制御機能により、滑らかで精密な機体位置合わせができる。さらにクルーズコントロール、Bluetooth接続対応のDAB+ラジオ、オプションのプレミアムコンフォートシートを備え、長時間作業時の負担軽減を図った。
■多様な用途に対応する設計
汎用性を重視した設計も特徴だ。アクスルオシレーションロックにより機体のセッティングを簡素化できるほか、アクスルデフロックがぬかるみや不整地でも優れたトラクションを発揮する。独立した走行用ポンプにより、走行中でも高精度なアタッチメント制御が可能。両補助油圧ラインに統合されたオプションの「ツールコントロール」機能で複数アタッチメントの管理が容易になるほか、チルトローテーター装着への対応準備も整えている。
■「ガラバウ2026」に出展
コマツ・ヨーロッパは、都市の緑地・オープンスペースの整備・維持管理に携わる専門家向けに、造園・緑化分野の見本市「ガラバウ(GaLaBau)2026」でPW75MR-5を披露する。
ヴィセンティン氏は「造園業のお客様は現場間の移動が多く、限られたスペースで多岐にわたる作業をこなすことが少なくない。PW75MR-5は、コンパクトな寸法、容易な運搬性、精密な操作性、そして1台で複数アタッチメントを使いこなせる柔軟性を組み合わせることで、日々の作業をより効率的にすることを目指した」と話した。
■コマツ(Komatsu)について
コマツは、建設・フォークリフト・鉱山・産業・林業分野向けの機械・技術・サービスを手がける業界大手メーカー。100年以上にわたり、世界各国の企業がコマツの製品・サービスを活用し、近代インフラの整備、資源採掘、森林管理、各種製品の開発を進めてきた。グローバルなサービス・販売網を通じ、データとテクノロジーを活用した安全性・生産性の向上を支援している。
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