・甲府工場で自動組立ライン導入、2028年8月以降順次稼働
宮入バルブ製作所(東京都中央区)は9月24日、同日開催の取締役会で、高圧ガス容器用弁の生産設備自動化に向けた設備投資を決議したと発表した。投資総額は約9億円。同社甲府工場(山梨県南アルプス市)を対象に、加工設備や洗浄機などの導入・更新・増強を行い、自動組立による生産能力向上を図る。
同社グループは、LPガス・高圧ガスの供給・貯蔵・輸送に用いられる各種バルブおよび関連機器の製造・販売を主力事業とする。長年培ってきたバルブ製造技術を基盤に、高圧ガス関連市場の需要拡大に対応するため、生産能力の増強と生産体制の強化が急務と判断。今回の投資を第一弾と位置づけ、高圧ガス容器用弁の生産基盤整備に着手する。
高圧ガス容器用弁は、高圧ガスを安全に貯蔵・輸送するための重要部品であり、高い安全性と信頼性が求められる。今回の設備投資では、自動組立ラインの構築を通じて生産能力を高めるとともに、製造工程の効率化と品質管理体制の強化を実現。需要拡大に柔軟に対応できる安定的な生産体制の構築を目指す。
同社は今回の投資を皮切りに、事業環境や需要動向を見極めながら、必要な生産設備の更新・増強を段階的に進める方針。これにより生産効率の向上と製品品質の安定化を図り、既存事業の競争力強化と中長期的な事業成長につなげる。
なお、本投資は2026年7月15日付で開示した第3回新株予約権(行使価額修正条項付)の資金使途に沿ったもの。新株予約権の行使状況により調達額や充当時期が変動する可能性があり、その際は適時開示する。2027年3月期業績への影響は軽微の見込みだが、重要な影響が見込まれる場合は速やかに公表する。
宮入バルブ製作所は、今回の設備投資を通じて生産体制を強化し、持続的な事業成長と企業価値向上を図っていく。
■投資概要
- 投資対象:高圧ガス容器用弁の生産設備
- 投資場所:甲府工場(山梨県南アルプス市)
- 投資内容:自動組立に係る生産設備の導入・更新・増強(加工設備、洗浄機など)
- 投資総額:約9億円
- 投資期間:2026年9月~2027年3月(予定)
- 稼働開始:2028年8月以降、順次稼働予定
- 資金調達:第3回新株予約権の行使による調達資金および自己資金等