米国の陪審、キャタピラーが輸入業者に1億ドルの債務を負っていると結論

 KHL Group ・construction briefing :2024年4月19日

 米国の陪審は、両社間の法的紛争を受けて、キャタピラーが輸入業者に1億ドルを支払うべきだとの結論を下した。

 ロイターの報道によると、デラウェア州の連邦陪審は、輸入業者のインターナショナル・コンストラクション・プロダクツ(ICP)が契約関連の損害を被り、キャタピラーに責任があると判断した。

 ノースカロライナ州アッシュビルに拠点を置く ICP は、IronPlanet オークション プラットフォームを通じて、新しい重機を輸入し、消費者に直接販売していた。

 しかし、ICP は訴訟で、IronPlanet が 2014 年に「キャタピラーなどからの圧力の直接的な結果」として ICP との契約を終了したと主張した。

 キャタピラーは、ICP が「IronPlanet との取引を停止することを決定した」と主張し、ICP とオンライン フォーラム間のビジネス契約に干渉したことを否定した。

 キャタピラーはさらに、ICP が損害を被っていないと主張した。

 ICPは訴訟で、キャタピラーが米国の独占禁止法に違反したと主張し、契約関連の損害賠償を請求した。

 陪審はICPの独占禁止法の主張を認めなかった。しかし、ICPはキャタピラーが「ICPとIronPlanetのホストストア契約を不法に妨害し、IronPlanetにその契約違反をさせた」ことを証明したと認定した。

 陪審はまた、ICPがキャタピラーの妨害の結果損害を被ったと認定した。陪審はICPの損害賠償額を1億ドルとした。

 キャタピラーはロイター通信への声明で「陪審の評決を尊重し、法的選択肢を検討する」と述べた。

 ニュースソース(ロイター、2024年4月18日)