ボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth AG):2026年9月24日
ボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth AG)と川崎重工業(Kawasaki Heavy Industries, Ltd.)は、建設機械や農業機械などオフハイウェイ機械分野における技術協業について合意したと発表した。両社は2026年9月22日、ドイツ・シュツットガルト(Stuttgart)で枠組み協定に調印。イノベーションとサステナビリティの両立を掲げ、オフハイウェイ機械および水素関連ソリューションでの連携を深める。今回の協定は、2026年3月2日に米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas, Nevada)で締結した基本合意書(MOU)を発展させるもので、計画中の取り組みは両社による継続的な独占禁止法審査の対象となる。
■双方の強みを融合、自律運転や安全性向上を狙う
今回の提携により、ボッシュ・レックスロスが持つシステム設計力、先進的な電子・ソフトウェア技術、幅広い電動化製品群と、川崎重工が誇る精密油圧機器および油圧ショベル向けシステムの専門性を組み合わせ、顧客に新たな価値を提供することを目指す。具体的には、作業現場の安全性向上、自律運転の実現、シームレスなデータ連携、そしてより持続可能なエネルギー源への移行加速といった、業界が直面する重要課題への対応を加速させる狙いだ。
ボッシュ・レックスロスの最高技術責任者(CTO)であるシュテフェン・ハーク(Steffen Haack)氏は、「オフハイウェイ業界は今、大きな変革の只中にある。互いの強みを組み合わせることで、OEMが先進的な油圧技術、電動化、ソフトウェアソリューションをシームレスに統合できる新たな機会を生み出している。オープンなシステムとインターフェースを重視することで、既存および次世代の車両プラットフォームの両方に新技術を迅速かつ柔軟に組み込めるようにする」とコメントした。
一方、川崎重工の精密機械・ロボットカンパニープレジデントを務める松田義基 (Yoshimoto Matsuda)氏は、「ボッシュ・レックスロスとの協業により、精密油圧分野で顧客に提供する価値をさらに高めるとともに、急速に変化する市場ニーズに対応していく。デジタル化や電動化、自律化における安全性の向上、水素充填インフラなど、幅広い領域でのシナジー創出に期待している」と述べた。
■ ボッシュ・レックス(Bosch Rexroth AG)について
ボッシュ・レックスロスは、駆動・制御技術分野で世界をリードするサプライヤーの一社。モバイル・アプリケーションおよびインダストリアル・アプリケーション、ファクトリーオートメーションの各市場セグメントでグローバルな応用実績を持つ。油圧、電動駆動・制御技術、ギア技術、リニアモーション・組立技術に加え、IoT向けのソフトウェアやインターフェースも手掛ける。世界80カ国以上に拠点を展開し、従業員数は約3万1,900人、2025年の売上高は65億ユーロだった。
親会社のボッシュ・グループは、世界有数の技術・サービス企業で、全世界の従業員数は約41万3,000人(2025年12月31日時点)、2025年の売上高は910億ユーロに上る。事業はモビリティ、インダストリアルテクノロジー、コンシューマーグッズ、エネルギー・ビルディングテクノロジーの4部門で構成され、自動化・デジタル化・電動化・AIといった潮流を技術で先導することを目指している。ボッシュ・グループは中核会社であるロバート・ボッシュ(Robert Bosch GmbH)と、世界60カ国以上に展開する約500の子会社・地域会社から成り、研究開発部門の従業員は約8万2,000人に上る。
コメントを投稿するにはログインしてください。