JFEエンジニアリング、ベトナムで粗MDI蒸留分離設備建設工事を受注

 JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は6月10日、五洋建設と共同事業体(コンソーシアム)を組成し、東ソーのベトナム子会社である東ソーベトナムポリウレタン(Tosoh Vietnam Polyurethane Co., Ltd.)(ベトナム国バリアブンタウ省)より、フーミー3特別工業団地(バリアブンタウ省)における粗MDI蒸留分離設備の設計・調達・建設(EPC)を受注したと発表した。

 同設備は、スポーツシューズ、フィットネスウェア、木質ボード、断熱材などに、幅広く使用される代表的なポリウレタン原料のMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)を製造するもので、2026年度中の完成を予定している。

 JFEエンジニアリングは、東南アジア諸国において増大する化学品製造プラントの増強工事や老朽化更新を含む建設需要に対応できるよう、各グローバル拠点間で連携する体制を構築しており、同プロジェクトにおいてもタイ国現地法人のMitr Project Services Co., Ltd.(バンコク)がプラントの設計及び国外調達の主要な機能を担う。

 JFEエンジニアリンググループは、今後も需要拡大が見込まれる化学プラント及び高付加価値製品製造プラントのEPCを通じて、環境負荷低減や持続可能な社会の実現に貢献していく。

<工事概要>
発注者:Tosoh Vietnam Polyurethane Co., Ltd.(TVP)
案件名:粗MDI蒸留分離設備(スプリッター)建設工事
施工場所:ベトナム国バリアブンタウ省Phu My3特別工業団地
請負者名:五洋建設・JFEエンジニアリング コンソーシアム
所掌:設計・調達・建設(EPC)
契約内容:ランプサム(一括請負)契約
工期:2024年5月~2026年度4Q (予定)

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