日立建機、連結子会社の新潟マテリアル株式を譲渡、譲渡先は非開示

   日立建機は9月3日、連結子会社である㈱新潟マテリアル(新潟県長岡市)の発行済み株式の100%を譲渡することを7月25日に決定し、譲渡先との間で株式譲渡契約を締結し、9月3日に完了したと発表した。この譲渡完了により、新潟マテリアルは日立建機の連結対象から外れることとなる。なお、譲渡先は非開示。

 日立建機グループでは、顧客の身近で頼りになるパートナーとして、社会の課題を解決するソリューション「Reliable solutions」の実現に取り組んでいる。世界中の顧客に、ICT、IoT技術を活用したさまざまなサービスを提供し、顧客の求める、より高い安全性と生産性の向上に貢献していく。このため、日立建機は経営資源を油圧ショベルとホイールローダおよびマイニング向けの超大型油圧ショベル、ダンプトラックの開発・生産に資源を集中している。

 1986年の子会社化以降、新潟マテリアルでは主に鍛造部品の生産を担当してきたが、近年鍛造部品のコモディティー化が進み、日立建機としては事業ポートフォリオを見直し、経営資源をさらにコアな事業に振り向けることとした。

<株式会社新潟マテリアルの概要>

本社:新潟県長岡市寺泊竹森1510番地

代表取締役:赤松範彦

設立年月 : 1957年8月29日

事業概要 : 自動車、建設機械、産業機械の各種鍛造加工品の製造・販売

資本金 : 1億円

株主構成 : 日立建機株式会社 100%

従業員数 : 51名(2018年3月末現在)

<譲渡先の概要>

 譲渡の相手先は、相手先の意向により非開示。なお、相手先と当社の間には取引関係、資本関係、人的関係はないとしている。

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