リープヘル(Liebherr):2026年9月21日
独リープヘルグループの豪州法人であるリープヘル・オーストラリア(Liebherr-Australia)は、西オーストラリア州パース(Perth)に新設した研修施設の開所を記念し、顧客向けイブニングイベントを開催した。同施設は延べ床面積1,250平方メートルの実習用ワークショップと、各種シミュレーターを備えた3つの専用研修室で構成される。
イベントは8月27日に開催され、顧客や業界関係者が最新の研修用シミュレーターを実際に体験する機会となった。新施設は、豪州全土の鉱山業界の顧客やリープヘルのサポートチームなど各種専門職を対象に、高度な技術を活用した研修を行うための専用拠点として位置づけられている。
リープヘル・オーストラリアで鉱山部門の研修マネージャーを務めるピーター・ウィルソン(Peter Wilson)氏は、「自動化、遠隔操作、高度な診断技術、電動化、そして複雑化する一途の機械システムにより、鉱山機械の操作・保守に求められるスキルは変化している。当社には、機器を扱う人々が安全かつ確実、そして効率的にその性能を最大限引き出せるよう、知識と技能、そして自信を持ってもらう責任がある」と述べた。
■実習設備とシミュレーターを完備
新施設は管理棟内に3つの専用研修室を備え、それぞれにダンプトラック「T264」、油圧ショベル「R9350」および「R9800」の機械シミュレーター、さらに技術研修用の診断シミュレーターを設置している。加えて1,250平方メートルのワークショップでは、実機のリープヘル製建機やエンジンを用いた実践的な研修が可能で、現場でリープヘル製品を支える上で必要な、より実務に即した経験を参加者に提供する。
ウィルソン氏は「技術者やオペレーター、保守チームが、リープヘルの人材・システム・技術に支えられた体系的かつ実践的な研修を受けられる環境を目指して、この施設を設計した」と語った。
開所式典では、油圧ショベル用シミュレーターのほか、ブルドーザー「PR776 G8」向け遠隔操作システム「リコン(LiReCon)」の実演スタンド、エンジン診断ソフトウェア「リディア(LiDIA)」などが披露され、顧客や業界関係者はこれらの最新技術を直接体験した。式典ではこのほか、ネットワーキングの機会や余興も設けられ、リープヘル・オーストラリアのマネージングディレクターであるトレント・ウェア(Trent Wehr)氏が開会の挨拶を行った。
■将来を見据えた人材育成へ
今回の研修施設開設により、リープヘル・オーストラリアは豪州の鉱山業界全体に資する研修分野への展開も可能になるとしている。今後は、電気の基礎や制御プログラミング、油圧の基礎に関する講座と合わせ、見習い技術者向けの導入プログラムを開始する計画もあるという。
ウィルソン氏は「リープヘルにとってこの施設は、当社が長期的な視点で事業に取り組んでいることを示すものだ。今後もサポートする機械や技術は変化を続ける。その将来に向けたスキルを、今から育成していく必要がある」と述べ、締めくくった。
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