メッツォ、サウジで持続可能な鉱物処理技術を訴求

・リヤドで開催の「フューチャー・ミネラルズ・フォーラム2026」に出展

メッツォ(Metso) :2025年12月18日

メッツォは、2026年1月13~15日にサウジアラビア・リヤドで開催される鉱業国際会議「フューチャー・ミネラルズ・フォーラム(Future Minerals Forum)」に参加し、エネルギー転換関連鉱物や銅、グリーンスチール、金、リン酸塩分野を対象とした持続可能な鉱物処理技術を紹介する。

同社ブース(PP03)では、環境負荷低減と生産性向上を両立する最新の鉱物処理ソリューションを展示。会期中には、最高経営責任者(CEO)のサミ・タカルオマ(Sami Takaluoma)氏、鉱物事業部門社長のピア・カルフ(Piia Karhu)氏、サービス部門社長のヘイッキ・メッツァラ(Heikki Metsälä)氏が、パネルディスカッションやラウンドテーブル討議に登壇する予定だ。

中東・インド地域統括社長のカマル・パフジャ(Kamal Pahuja)氏は、「サウジアラビアが掲げる『サウジ・ビジョン2030』では、鉱業が経済成長と産業多角化の中核に位置付けられている。メッツォの戦略と技術リーダーシップは、同国の成長目標と高い親和性を持ち、より強靭な経済への移行を支援する」とコメントしている。

■サウジアラビアで事業基盤を拡大

サウジアラビアの鉱業市場は、銅、金、リン酸塩、レアアース、鉄鉱石など豊富な天然資源を背景に、今後大きな成長が見込まれている。持続可能な鉱業への関心の高まりや投資拡大も追い風となっている。

メッツォはこれまで、中東地域で複数の大規模鉱山向け設備プロジェクトやライフサイクルサービス契約を手掛けてきた。破砕、ふるい分け、粉砕、脱水、分離といった鉱物処理の全工程に加え、製錬・乾式冶金プロセスまでをカバーするソリューションを提供している。また、スラリーポンプ、各種スペア・摩耗部品、専門サービスも幅広く展開する。

サウジアラビアにおける同社の従業員数は、2020年の約10人から2025年には150人超へと拡大。顧客に近い場所での事業展開と現地投資を重視する戦略を反映したものだ。

■持続可能な鉱業と金属精製を支える技術力

メッツォは、鉱物処理および金属精製分野における設備・サービスをエンドツーエンドで提供するグローバル企業。エネルギー・水使用効率の向上や生産性改善、環境リスク低減を通じ、持続可能な社会の実現に貢献している。

■会社概要
メッツォ(Metso)は、骨材、鉱物処理、金属精製分野向けに、持続可能な技術、エンドツーエンドのソリューションおよびサービスを提供するグローバル企業。フィンランド・エスポーに本社を置く。2024年末時点の従業員数は約1万7,000人、売上高は約49億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキに上場している。

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