EARTHBRAIN(アースブレイン)開発中の建設DXソリューション「スマート・コンストラクションXR」がユニティ・アワーズ最優秀賞

建設DXを手掛けるEARTHBRAIN(アースブレイン)は12月16日、米ユニティ(Unity)が主催する「第17回ユニティ・アワーズ(Unity Awards)」において、開発中の次世代ソリューション「スマート・コンストラクションXR(Smart Construction XR)」が、産業分野向けの最優秀賞にあたるイノベーション・アワード(Innovation Award)を受賞したと発表した。

ユニティ・アワーズは、世界中のユニティクリエイターによる革新的な作品やプロジェクトを表彰するグローバルアワードで、今回が17回目。ゲーム分野にとどまらず、産業用途やデジタルツイン、XR(拡張現実)などの先進的な取り組みも評価対象となっている。

今回受賞した「スマート・コンストラクションXR」は、建設現場で生成される施工データ、位置情報、建設機械の稼働情報、BIM/CIMなど多様なデジタルデータを三次元空間上に統合・可視化するソリューション。現場の状況を直感的に把握できる点に加え、意思決定の迅速化や施工プロセスの高度化につながる点が高く評価された。

同ソリューションは現在、正式リリース前の開発段階にあり、今後はユーザー企業との実証や検証を通じて機能強化を進める計画だ。建設現場におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる中核ツールとしての展開が期待される。

EARTHBRAINは、建設現場のデジタル化を支援する「スマート・コンストラクション」を展開しており、コマツ、NTTドコモビジネス、ソニーセミコンダクタソリューションズ、野村総合研究所の4社が出資する。今回の受賞を弾みに、「スマート・コンストラクションXR」の開発を継続し、建設現場の安全性向上や生産性向上に資する製品へと進化させていく方針。

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