リープヘル、マテリアルハンドリング機の保全間隔を1,000時間に倍増

・第6世代機でダウンタイムと保全コストを大幅削減―

リープヘル(Liebherr):2025年12月15日

リープヘルは、マテリアルハンドリング機の稼働停止に伴うコスト削減を目的に、第6世代(Generation 6)のマテリアルハンドリング機について、定期メンテナンス間隔を従来の2倍となる1,000運転時間へ延長すると発表した。これにより、機械性能、耐用年数、安全性を維持したまま、特に保全分野での運用コストを大幅に低減する。

同社カスタマーサービス部門でメンテナンスマネジメントのチームリーダーを務めるウルフェット・オズカヤ(Ürfet Özkaya)氏は、「メンテナンス間隔の見直しは、保全コストとそれに伴う機械停止時間の削減だけでなく、生産性の向上にもつながる。お客様はこれまで通り、リープヘルの高品質なサービスに安心して依存できる」と強調する。

■最適化した保全で運用コストを最大30%削減

メンテナンス間隔の延長により、オペレーターの保全コストは大幅に低減する。全体では最大30%のコスト削減が可能とされ、主な要因は、機械のダウンタイム短縮に加え、フィルター交換やオイル交換回数の削減など、資源効率の向上にある。さらに、サービスコールの回数も減少し、機械運用の効率性と経済性が一段と高まる。

■純正部品と専用油剤を前提にした信頼のサービス体制

リープヘルは引き続き、顧客志向で信頼性の高いサービスを重視し、保全・修理に関する窓口としての役割を担う。今回の新たな保全間隔は、リープヘル純正スペアパーツと、同社が特別に配合した潤滑油・作動油の使用を前提条件として適用される。これにより、マテリアルハンドリング機が最大の性能と効率、そして可能な限り長い耐用年数を実現することを狙う。明確に定義され、延長された保全間隔により、機械の稼働可用性を予測しやすくなる点も特長だ。

■幅広い用途に対応するリープヘルのマテリアルハンドリング機

リープヘルは、スクラップ、木材、廃棄物、バルク、一般貨物向けなど、多用途に対応するマテリアルハンドリング機の幅広いラインアップを提供している。高い処理能力、効率性、信頼性に加え、オペレーターの快適性や整備性を両立。ディーゼルまたは電動といった多様な駆動方式、豊富な足回りの選択肢により、安定性と機動性を兼ね備えた最適な機械構成を提案する。大きなリーチと高い荷役能力により、効率的なハンドリングサイクルを実現し、幅広い用途で高い汎用性を発揮している。

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