ボブキャット(Bobcat Company) :2025年12月15日
ボブキャットは2025年を、技術革新への取り組み、設備・人材への投資、地域社会への貢献を軸とした一年として総括した。人々の生産性向上を支援するという同社の使命の下、製品開発から社会貢献活動まで幅広い分野で取り組みを進め、将来成長に向けた基盤を強化した。
斗山ボブキャット北米(Doosan Bobcat North America, Inc.)のマイク・ボールウェバー(Mike Ballweber)社長は、「2025年は進歩と目的意識に満ちた一年だった。新たなソリューションの投入、設備や人材への投資、地域社会との関係深化を進めてきた。これらの取り組みは、顧客、従業員、パートナーに対して、今後さらに大きな価値と機会を提供するための強固な土台となる」と述べた。
■製品ラインアップ拡充と技術革新
2025年、ボブキャットは建設機械や産業機械分野で製品ポートフォリオを拡充した。大型・小型建設機械、フォークリフト、グラウンドメンテナンス機器、可搬電源、産業用エア分野にわたり新製品を投入し、顧客の多様な課題解決を支援している。
主な新製品として、大型ホイールローダーおよび油圧ショベル、新型コンパクトショベル、ミニトラックローダー「MT120」、新型コンパクトトラクター、小型アーティキュレーテッドローダー、ディーゼル式空気入りタイヤフォークリフト、可搬型発電機、タンクマウント型エアコンプレッサーなどを投入した。
これらの製品は、ワールド・オブ・コンクリート(World of Concrete)、プロマット(ProMat)、ユーティリティ・エキスポ(Utility Expo)、イクイップ・エキスポ(Equip Expo)といった主要展示会で披露されたほか、米国製造業への取り組みを示す場として、米国建設機械工業会(AEM:Association of Equipment Manufacturers)が主催する「セレブレーション・オブ・コンストラクション(Celebration of Construction)」にも参加した。
■地域社会への貢献活動
同社は「ワーク・ワース・ドゥーイング(Work Worth Doing)」の取り組みを通じ、地域で活躍する人々を支援した。米退役軍人ジェイソン・シールズ(Jason Shield)氏が運営するフーフ・ヘイブン・サンクチュアリ(Hoof Haven Sanctuary)への機械提供、ロサンゼルス消防局(Los Angeles Fire Department)との山火事対応での連携、地元学校へのゼロターンモア寄贈による校庭整備支援、全米レクリエーション・公園協会(National Recreation and Park Association)への15万ドル寄付などを実施した。
また、斗山ボブキャットコミュニティ・デイズ(Doosan Bobcat Community Days)では、12カ国・700人以上の従業員がボランティア活動に参加。さらに、秋季の年次寄付キャンペーンでは、北米の127団体に対し20万ドル超を寄付した。米救世軍(The Salvation Army)とも連携し、防災意識向上月間(National Preparedness Month)への啓発活動も行った。
■教育支援と人材育成
ボブキャットはSTEM教育や次世代人材育成にも注力している。ノースカロライナ大学シャーロット校(University of North Carolina at Charlotte)のウィリアム・ステイツ・リー工学部(William States Lee College of Engineering)に20万ドルを寄付し奨学金を支援するとともに、学生向け育成プログラムを立ち上げた。ノースダコタ州では、ゲートウェイ・トゥ・サイエンス(Gateway to Science)の屋外体験型展示「アウトドア・エクスプロリアム(Outdoor Explorium)」を支援し、油圧ショベルのアーム操作を体験できる学習機会を提供した。
■人材・職場環境への投資
同社は、米ニュースウィーク(Newsweek)誌が選ぶ「アメリカで最も働きがいのある企業2025(America’s Greatest Workplaces 2025)」にも選出された。ノースダコタ州ビスマーク(Bismarck)の拠点では480万ドルの改修工事を完了し、過去10年間で同州への投資額は8,200万ドルを超えた。さらに、クレド・アワード(Credo Awards)および特許表彰プログラムを通じ、約150人・チームの技術革新を称えた。
■2026年以降に向けて
ボブキャットは2026年に向け、技術革新の推進、従業員・顧客・販売代理店の支援、事業展開地域での持続的な社会貢献を継続し、世界中で「より多くを成し遂げる」ことを可能にする企業としての取り組みを一層強化する方針だ。
■ボブキャットについて
ボブキャット(Bobcat Company)は1958年にコンパクト機械市場を創出して以来、「人々がより多くを成し遂げられるよう支援する」ことを使命としてきた。世界有数の機械メーカーとして、ローダー、油圧ショベル、トラクター、ユーティリティビークル、テレハンドラー、芝刈り機、可搬電源、産業用エア、フォークリフト、各種アタッチメント・サービスなど幅広い製品群を展開する。北米本社は米ノースダコタ州ウエストファーゴに所在し、ブランドは斗山グループ(Doosan Group)傘下の斗山ボブキャット(Doosan Bobcat Inc.)が保有している。
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