徐工集団、中国能建と戦略的協力枠組み協定を締結

・エネルギー分野と建機の融合で新たな成長局面へ

徐工 (XCMG):2025年12月12日

徐工集団と中国能源建設集団有限公司(中国能建)は12日12日、北京の中国能建本社で戦略的協力枠組み協定を締結した。両社トップによる会談では、科学技術イノベーション、製品・サービス調達、エネルギー融合、海外事業、資本・金融など広範な分野での協力深化について意見交換が行われた。

■会談の詳細

徐工集団・徐工機械の党委書記兼董事長である楊東昇氏と、中国能建の党委書記兼董事長である倪真氏が会談を実施。楊氏は中国能建のエネルギー建設と科学技術イノベーションにおける成果を評価し、今回の協力に対する期待を表明した。

楊董事長は「徐工集団は長年にわたり中国建機業界首位の地位を維持し、グローバル業界でも上位に安定している。現在、ハイエンド化、スマート化、グリーン化、サービス化、グローバル化という産業転換を深化させており、科学技術イノベーション、グリーン・低炭素、グローバル展開を支えとして業界をリードしている」と述べ、「両社は発展理念が一致し、優位性が相互補完的である。施工設備の研究開発、科学技術イノベーション、海外事業、資本・金融などの分野で緊密な協力を展開し、戦略的協調を強化して、質の高い発展の新局面を共に切り開きたい」と表明した。

倪董事長は楊氏の訪問を歓迎し、中国能建の「第14次五カ年計画」期における進展と「第15次五カ年計画」の発展構想を紹介。「中国能建は党第20期四中全会の精神を深く貫徹し、イノベーション、グリーン、デジタル・インテリジェンス、融合発展の理念を堅持し、エネルギー・電力と水利の2大コア主業に注力している。科学技術イノベーションの工程転化、商業転化、産業転化を中心に、新質生産力の発展を加速している」と説明。「徐工集団は国内建機業界のリーディング企業として、中国能建と長期的に良好な協力関係を維持している。科学技術イノベーション、海外事業、エネルギー融合、資本・金融などの分野でさらに協力を深化させ、エネルギーのグリーン・低炭素転換発展を共に推進したい」と述べた。

■協定の主要内容

徐工集団副総裁の羅光傑氏と中国能建党委常委・総会計師の陳勇氏が、両社を代表して戦略的協力枠組み協定に署名した。

協定では以下の分野での戦略的協力が規定されている:

  • 製品およびサービスの調達
  • 科学技術イノベーション
  • 市場開拓
  • 質の高い「一帯一路」共同建設
  • 投融資支援

両社は資源共有を実現し、相互利益と共存共栄を促進する。

■今後の展開

会談に先立ち、楊董事長は倪董事長の案内で中国能建のデジタル化展示ホールを見学した。徐工機械董事会秘書の費広胜氏をはじめ、両社の関連部門・単位の責任者が会談に参加した。

今回の協定締結により、中国を代表する建設機械メーカーとエネルギー建設大手の協力が本格化する。エネルギー分野のグリーン転換が加速する中、両社の協力は業界全体の技術革新と持続可能な発展を促進することが期待される。

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