ボッシュ・レックスロス、独ウルムのモデルファクトリー来場者が1万人に到達

ボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth):2025年12月9日

ボッシュ・レックスロスは12月9日、ドイツ・ウルム(Ulm)の顧客・イノベーションセンター「CU.BE(キューブ)」に設けたモデルファクトリーの累計来場者数が1万人に達したと発表した。世界最大級の消費財メーカーであるプロクター・アンド・ギャンブル(P&G :Procter & Gamble)の関係者が節目の来訪者となった。

同社は2021年9月にウルム拠点を開設し、ファクトリーオートメーション、産業用油圧機器、モバイル機械の技術を一体的に紹介する場として運営している。2棟構成のうち1棟に約500㎡のモデルファクトリーを設置し、実際の価値流を模した展示により、既存生産ラインをレックスロス技術で柔軟に高度化できる点を示している。

P&Gの一行は最新の製造技術を視察し、特に自動化プラットフォーム「ctrlXオートメーション(ctrlX AUTOMATION)」や、非接触で高速搬送・位置決めを可能とする平面搬送システム「ctrlXフロー6D(ctrlX FLOW6D)」の説明を受けた。説明には、ボッシュ・レックスロスのトビアス・ガーハード(Tobias Gerhard)シニア・ビジネス・デベロップメント・マネージャーが応対した。

同社は、ウルム拠点を通じて製造業の自動化・デジタル化に関する最新技術の共有を進め、将来の工場づくりに向けたユーザーとの共創を強化している。

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