豊田自動織機の産業車両、25年4〜9月売上は2.8%増の1兆4,183億円、25年度予想は2兆7,200億円(同2.4%減)に上方修正

豊田自動織機が10月31日に発表した2026年3月期(2025年度)第2四半期(4〜9月)連結業績によると、産業車両は、主力のフォークリフトトラックが北米や欧州で減少したものの、物流ソリューション事業で増収となったことにより、売上高は前年同期を385億円(2.8%増)上回る1兆4,183億円となった。営業利益は前年同期を674億円(70.3%減)下回る285億円となった。

販売台数は前年同期比3.5%減の139,000台(前年同期:144.000台)となった。内訳は、日本が21,000台(19,000台)、北米48,000(52,000台)、欧州44,000台(47,000台)、その他26,000台(26,000台)。 

2026年3月期(2025年度)の予想は、前年度比1.0%増の279.000台(前年度:288,000台)。内訳は、日本43,000台(41,000台)、北米94,000台(95,000台)、欧州90,000台(98,000台)、その他52,000台(54,000台)。

全社の2025年度通期の業績予想については、自動車セグメントおよび産業車両セグメントにおいて、当初想定に対して、販売台数の減少があるものの、為替が円安に推移することによる業績の押し上げを反映し、売上高は据え置いた。利益面は、フォークリフト用エンジン認証問題に起因する米国集団訴訟の和解金や顧客対応費用、米国関税の影響を反映した。

連結売上高4兆円(前年度比2.1%減)、営業利益 1,000億円(同54.9%減)、税引前利益2,300億円(同34.6%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益 1,800億円(同31.4%減)とした。産業車両セグメントの売上高は、2兆7,200億円(同2.4%減)としている。

なお、第3四半期以降の為替レートについては、1USドル145円、1ユーロ165円を前提としている。

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