建設機械出荷、2025年9月は7.0%増の3,056億円、 2カ月連続の増加

日本建設機械工業会が10月30日に発表した2025年9月の建設機械出荷金額は、内需は 4.9%減少の 1,018 億円、外需は 14.1%増加の2,037 億円となった。その結果、内需は 3 カ月連続の減少、外需は 4 カ月連続の増加となった。総合計では 7.0%増加の 3,056 億円となり、2 カ月連続の増加となった。

■内需は 4.9%減の 1,018 億円、3 カ月連続の減少

機種別に見ると、 油圧ショベルは6.1%増加の285億円、 コンクリート機械は11.2%増加の 41 億円、油圧ブレーカ圧砕機は 7.0%増加の 28 億円の3機種が増加したものの他6 機種が減少した。

■外需は 14.1%増の2,037 億円、4 カ月連続の増加

機種別に見ると、 トラクタは0.4%増加の230億円、 油圧ショベルは51.4%増加の 865
億円、ミニショベルは5.3%増加の317億円、建設用クレーンは9.2%増加の123億円の4機種が増加した。

地域別に見ると、北米が 14 ヵ月ぶりに増加、欧州が 4 カ月連続で増加するなど、全9地域中6地域が増加した。

■油圧ショベルの国内出荷はを10.0%減の2,307台、25年度上期は16.0%減の8,671台
 
 2025年9月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,263台(前年同月比8.2%減少)、油圧ショベル2,307台(同10.0%減少)、ミニショベル 2,305台(同20.1%減少)、クローラクレーン32台(同0.0%)、ラフテレーンクレーン118台(同2.5%減少)、アスファルトフィニッシャ43台(同13.2%増加)――となった。
 
2025年度上期(4~9月)によると、ホイールローダ4,078台(前年同期比 21.5%減少)、油圧ショベル8,671台(同16.0%減少)、ミニショベル10,438台(同10.5%減少)、クローラクレーン155台(同2.0%増加)、ラフテレーンクレーン653台(同0.9%減少)、アスファルトフィニッシャ208台(同7.8%増加)――となった。

また、四半期統計機種によると、2025年度上期(4~9月)のトラック搭載クレーン他は、5,362台(前年同期比4.7%減少)、高所作業車は7,066台(同8.0%減少)--となった。

建設機械出荷統計(2025年9月)