エスオーシー、「温泉水99」需要拡大に対応、垂水市と立地協定締結し第三工場を新設へ

・国内外で需要が急増するミネラルウォーター「温泉水99」の安定供給体制を構築

エスオーシー(鹿児島県垂水市)は、ミネラルウォーター「温泉水99」の需要拡大に対応するため、同市内に新たな製造拠点「第三工場」を建設する。2025年9月25日付で鹿児島県の立ち合いのもと垂水市と立地協定を締結し、2026年11月の操業開始を目指す。

今回の第三工場新設は、国内外で急増する需要への対応が目的。近年、同社製品は国内最大級のコスメ口コミサイトで1位を獲得したことを契機に注目度が高まり、小売店などからの引き合いが急増。ふるさと納税返礼品としても人気を博しており、売上は計画を大幅に上回る伸びを示している。さらに、2025年からはタイ現地法人「SOC Corporation (Thailand) Ltd.」を設立し、ASEAN地域での販売拡大にも本格的に乗り出している。

第三工場では、生産工程の自動化やAI技術の導入など、先進的な生産システムを採用。従来の約2.5倍となる生産能力を確保する計画で、品質の維持と生産効率の両立を図る。これにより、国内外からの受注に柔軟に対応できる体制を整えるとともに、安定供給の強化を目指す。

また、同社は新工場建設を通じて新たな地域雇用の創出や職場環境の改善を推進し、垂水市の地域経済活性化に貢献していく方針を示している。

<第三工場の概要(計画)>
所在地:鹿児島県垂水市(本城地区)
生産品目:ミネラルウォーター「温泉水99」
特徴:AI・自動化設備導入による先進生産ライン
生産能力:既存比2.5倍
操業開始:2026年11月(予定)

同社は今後も、「温泉水99」を通じて暮らしに安心と信頼を届けるブランドとして、国内外での事業拡大を進める構えだ。

ニュースリリース(鹿児島県垂水市)
ニュースリリース(エスオーシー株式会社)