DMG森精機、進化型ワーク搬送自動化システム「Robo2Go Open」発売、操作性と作業性を大幅に向上

DMG森精機(DMG MORI)は10月23日、ワーク搬送自動化システムの新製品「Robo2Go Open(ロボツーゴーオープン)」を発表した。従来機「MATRIS Light」をベースに操作性を大幅に改良し、より直感的で使いやすい自動化システムとして販売を開始した。

同社は2021年に、移動式協働ロボットシステム「MATRIS Light」を発売。手押し台車にロボットを搭載し、工作機械の据付位置に合わせて自由に移動できる点が評価され、短時間で自動化を実現したいユーザーを中心に国内外の製造現場で多数採用されてきた。

新開発の「Robo2Go Open」は、このMATRIS Lightの機能を継承しながら、ユーザーインターフェースを刷新。工作機械のヒューマンマシンインタフェース「ERGOline X with CELOS X」上に新たに搭載した「Robo2Goアプリケーション」により、タッチパネル操作で搬送フローを簡単に設定できるようになった。従来はプログラミング知識が必要だった工程設定が、リスト選択やドラッグ&ドロップで完結する。

さらに、ワークストッカ上のワーク配置も自由度が向上し、位置調整を直感的に行える仕様へと改良。ロボットレイアウトも見直し、工作機械との間隔を広げることで、オペレーターが工具やチャック爪を交換する際の作業性を高めた。

同社では「Robo2Go Open」を、10月22~25日にポートメッセなごやで開催される「メカトロテックジャパン(MECT)2025」で初展示する。会場では、最新ターニングセンタ「NLX 2500|700 2nd Generation」との組み合わせによる、ワーク搬送から加工までの実演を予定している。

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