脱水機・ろ過機メーカーの石垣(東京都千代田区)は、香川県坂出市江尻町に第四工場を新設する。稼働開始は2027年1月(令和9年1月)を予定しており、香川県は10月23日、同計画を「香川県企業誘致条例」に基づく助成措置対象企業に指定、坂出市も同市条例に基づく優遇を行うと発表した。
新工場では主力製品である脱水機およびろ過機を製造し、生産体制の強化と供給能力の拡充を図る。投資額は約23億円で、新規雇用10人を見込む。香川県と坂出市は、固定資産投資や雇用創出への助成措置を通じて同計画を支援。行政手続きなどでは坂出市と連携し、ワンストップで支援を行ってきた。
石垣は上下水道関連設備や環境分野に強みを持ち、脱水機・ろ過機などを中心にプラント・ポンプ設備の設計・施工を展開している。新工場の稼働により、国内製造基盤の耐久性強化と生産効率向上を目指す構えである。
<投資概要>(予定)
• 建設地:香川県坂出市江尻町字本条新田1番85
• 建築面積:3,920.54㎡
• 業務開始:2027年1月
• 投資額:約23億円
• 新規雇用:10名
• 事業内容:脱水機、ろ過機の製造