日本工作機械工業会、2025年9月受注確報

・外需・内需ともに好調、航空機関連が大幅増

日本工作機械工業会が10月28日に発表した2025年9月の受注総額は1,391億円(前年同月比111.0%)と前年を大きく上回った。外需・内需ともに好調で、特に航空機関連の大幅増が全体を押し上げた。

 外需は955億円(同113.9%)と好調を維持。中国(同125.0%)や韓国(同123.8%)などの東アジアが牽引し、北米(同116.9%)も堅調だった。欧州では、EU(同119.9%)が好調で、特にフランス(同145.3%)が大幅増となった一方、ドイツ(同100.8%)はほぼ横ばいだった。

 内需は436億円(同105.1%)と前年を上回った。業種別では、航空機・造船・輸送用機械(同311.3%)が突出して好調で、うち航空機だけで同336.2%と大幅増を記録。一方、精密機械(同82.8%)や電気機械(同94.5%)は前年を下回った。自動車(同95.1%)もやや減少した。

 また、販売額は1,374億円(同111.3%)、受注残高は7,330億円(同95.5%)だった。

 1〜9月累計では、受注総額が1兆1,652億円(前年同期比105.9%)に達し、外需(同108.6%)が全体を牽引。内需(同99.8%)はほぼ前年並みを維持している。販売額も1兆1,472億円(同105.9%)と好調が続いている。​​​​​​​​​​​​​​​​

2025年9月確報