井関農機は10月28日、電動除草ロボット「アイガモロボ(IGAM2)」が、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金の対象機械に認定されたと発表した。農業機械の電動化を推進する国の支援制度の対象となるもので、同社は環境負荷低減型農業の拡大を後押しする構えだ。
今回の認定は、同補助金のうち「運輸部門の脱炭素化に向けた先進的システム社会実装促進事業(農業機械の電動化促進事業)」の一環として行われたもの。対象となった「アイガモロボ(IGAM2)」は、水田内の雑草を抑制する自律走行型の電動除草ロボットで、化学除草剤の使用削減と農作業の省力化を両立する。
同事業では、対象機械を導入する農業生産者が、電動農機と従来型農機の販売価格差の3分の2に相当する補助金を受け取ることができる。井関グループでは、8月に(株)ISEKIアグリの「電動モア(ZT4200E-S)」が同制度の対象機に認定されており、今回で2機種目となる。
同社は「環境保全型農業の普及拡大に向け、電動農機やスマート農業技術の開発・導入支援を進め、持続可能な農業の実現に貢献していく」としている。
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