コマツフォレスト、仏ポクレン製モータの再生プログラムを開始―林業機械の環境負荷低減に向けた新たな一歩

ポクレン(Poclain):2025年10月23日

コマツフォレスト(Komatsu Forest)は、2025年6月に開催された「コマツ・デイズ(Komatsu Days 2025)」において、仏ポクレン(Poclain)製モータの再生(リマニュファクチャリング)プログラムを発表した。林業機械分野での環境負荷低減とサステナビリティ推進に向けた取り組みとして位置づけられる。

森林機械は年間を通じて過酷な条件下で稼働し、部品の摩耗は避けられない。一方で、使用済み部品を廃棄するのではなく再生することで、資源の有効活用と廃棄物削減を図ることが可能になる。今回のプログラムでは、ハーベスティングヘッド「C124」および「C144」に搭載されるMS08モータを対象に、再生済みモータとの交換を可能にするもの。

再生工程はポクレンとの協働で実施され、以下の5段階で構成されている。
1. 分解・分析
2. 洗浄
3. シールや摩耗部品の交換
4. 再組立
5. 塗装仕上げ

これにより、再生モータは新品同様の性能・信頼性を回復し、林業現場で求められる高い稼働基準を満たすという。

コマツフォレストは、定期メンテナンスの一環として再生モータを組み込むことで、ユーザーの稼働率維持と環境負荷の低減を両立させる。再生モータは新品同等の性能を発揮するだけでなく、CO₂排出削減にも寄与し、循環型経済および資源の持続的利用という理念に合致している。

このMS08モータの再生プログラムは、コマツフォレストが長年取り組んできた環境負荷低減活動の延長線上にあり、同社のカーボンニュートラル工場(スウェーデン・ウメオ)の運営方針にも整合するものとなっている。

今回の発表は、林業機械の再生利用という「循環の発想」を現場レベルで具現化するものであり、コマツフォレストとポクレンの両社が共有する「責任あるものづくり」への姿勢を明確に示した形だ。

ニュースリリース