・ICT建機対応の新部門を設置、61名が技術を競う
コマツとコマツ全国ディーラ会は10月10日、石川県小松市のコマツウェイ総合研修センタで「2025年度 ADVANCED TECHNIC CONTEST」(ATC大会)を開催した。日本のサービス部門における技術・技能を競う同大会は1990年の開始以来34回目で、今回は全国6地区の予選を勝ち抜いた61名が出場した。
今年度は約2,500名を超える代理店サービススタッフから、北海道・東北・関東・中部・大阪・中国/九州の各地区大会を経て選手を選抜。油圧ショベル車体、整備リコメンド、溶接、フォークリフトの4部門に加え、ICT建機の普及を見据えた「エキシビション部門」を新設し、計5種目で技能を競った。
新設のエキシビション部門では、昨年12月発売の新型油圧ショベルPC200i-12を題材に、マシンコントロール関連の故障診断から解消までのプロセスを競技化。ICT建機に関する知識と不具合対応力が問われた。
競技は実技と筆記試験で構成され、参加選手のサービス技能を総合評価する。閉会式では各競技の上位3名を表彰した。なお、試行導入のエキシビション部門は表彰対象外とした。
ATC大会は国内にとどまらず、1988年のインドネシア初開催以来、アジア、中国、欧州、中近東など世界各地域で累計140回以上実施されている。同社は本大会を通じ、サービス技能の向上と次世代人材育成を加速する方針。
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