コマツ、技能伝承強化へ「2025年度オールコマツ技能競技大会」開催

コマツは10月16日から18日にかけて、小山工場(栃木県)、粟津工場(石川県)、氷見工場(富山県)の3拠点で「2025年度オールコマツ技能競技大会」を開催した。

今年で47回目となる本大会には、国内外から計192名(日本120名、海外現地法人34名、国内外協力企業38名)が参加。機械、塗装など全9種目で技能を競い合い、結果は10月下旬に確定する予定。12月中旬には日本で表彰式を行い、社長よりメダルが授与される。

同大会は1963年の開始以来、「技能の日」と定める10月第3土曜日に合わせて実施しており、ものづくりを支える基幹技術の向上を目的としている。各地から選抜された代表選手は、自身の技能を磨きながら、コマツグループおよび協力企業全体での技能継承を図る重要な機会として臨んでいる。

また、氷見工場では大会開会式に合わせて新設トレーニングセンタの開所式を実施。さらに、同月には大型鉱山機械や産業機械を生産する金沢工場(石川県)でも新たなトレーニングセンタの竣工式を行った。これらの施設は、安全作業や基本技能の習得・向上を担う場として整備され、マイスターと呼ばれる熟練技能者が若手社員や新入社員への技能伝承を担う。

コマツでは、「品質と信頼性を追求し、ものづくりと技術の革新で新たな価値を創造する」企業姿勢のもと、技能競技大会やトレーニングセンタを通じた人材育成を継続。今後も技能伝承を通じてグループ全体のものづくり競争力を強化していく方針だ。

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