英国の建設機械大手JCB、4大陸22拠点で一斉休業を実施

・創業80周年記念で全世界1万9,000人の従業員に特別休暇を付与

JCB :2025年10月20日

英国の建設・農業機械メーカー大手JCBは、創業80周年を記念して、世界22カ所の生産拠点で働く1万9,000人以上の従業員に対し、10月24日(金)に特別休暇を付与すると発表した。英国内では、スタッフォードシャー、ダービーシャー、レクサムの各工場に勤務する8,000人以上の従業員が3連休を享受することになる。

JCBは10月23日(木)に創業80周年を迎える。1945年のこの日、創業者である故ジョセフ・サイリル・バンフォードCBE(Joseph Cyril Bamford)が、ウトクセターの縦12フィート×横15フィート(約3.6m×4.5m)の貸しガレージで事業を開始した。奇しくもこの日は、息子アンソニー(Anthony)の誕生日でもあった。

現会長のバンフォード卿(Lord Bamford)は1975年に父から経営を引き継ぎ、同社を建設業・農業向けに350種類以上の製品を製造するグローバルメーカーへと成長させた。

バンフォード会長は今回の特別休暇付与について、「JCBが今日あるのは、世界中の従業員の努力のおかげです。この特別休暇は、80周年を迎えるにあたり、私たち一族からの感謝の気持ちを示すささやかな贈り物です」とコメントしている。

■水素エンジン開発で脱炭素化を推進

同社は75年以上にわたりイノベーションを追求してきたが、現在は建設機械と農業機械のカーボンニュートラル実現に向け、水素燃焼エンジンの開発に注力している。環境負荷低減と持続可能な未来の構築を目指す同社の取り組みは、業界内でも注目を集めている。

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