鍛圧機械、9月受注は0.8%増の365.3億円、プレス系は前年の反動減

日本鍛圧機械工業会が10月8日に発表した2025年9月の鍛圧機械受注総額は365.3億円で、前年同月比0.8%の微増となった。プレス系は前年の反動で減少したが、板金系およびサービス系はプラスとなった。プレス系は国内がプラス、輸出がマイナス。板金系はその逆で国内がマイナス、輸出がプラス。サービス系は国内・輸出ともにプラスであった。

機種別では、プレス系機械が135.0億円で8.8%減。中型は3.0%増、油圧プレスは85.9%増、フォーミングは3.3倍と伸びたが、小型・大型・超大型プレスや自動化装置は軒並みマイナスとなった。
板金系機械は142.8億円で7.6%増と大きく伸長。パンチングが20.1%増、ブレーキ・シャーが14.4%増と好調だった一方、レーザ・プラズマは8.8%減であった。
サービス系は87.5億円で7.2%増と堅調に推移した。

内外別では、国内が207.7億円で16.8%増となり、2025年3月以来の200億円台を回復した。輸送機械向けが71.2%増、金属向け9.2%増、一般向け4.8%増と好調で、鉄鋼向け28.6%減、電機向け10.8%減であった。

輸出は70.2億円で31.9%減となった。地域別では、中国向けが40.0%増、欧州向けが2.4倍、北米向けが13.2%増と伸びたが、東南アジア向けが83.5%減、インド向けが47.7%減と大きく落ち込んだ。

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