横河電機、シノペックエンジニアリングとグローバルEPC協力覚書を締結

・世界各地の石油・石化プラント向けプロジェクト支援を強化

横河電機は10月21日、子会社の横河電機(中国)有限公司が、中国のシノペックエンジニアリンググループ(Sinopec Engineering Group:以下SEG)と、グローバルEPC(設計・調達・建設)プロジェクトに関する協力覚書を締結したと発表した。これにより、横河電機はSEGが世界各国で推進するプラントエンジニアリング案件の支援体制を一段と強化する。

両社はこれまでにも、中国国内の多数の石油精製所やエチレンプラント建設で協力関係を築いてきた。今回の覚書締結により、対象範囲を中国国外にも広げ、両社の協業をグローバル規模で展開する。これにより、インダストリアルオートメーション分野での技術連携強化やプロジェクト遂行力の向上が期待される。

SEGは、中国最大級の石油精製・石油化学グループである中国石油化工集団(シノペックグループ)のエンジニアリング部門であり、国内外の石油精製所や石油化学プラントの設計・建設を手掛けている。SEGは横河電機を「高いエンジニアリング力と実行力を有する信頼できるパートナー」と評価し、今回の協力関係を正式に拡大することとした。

横河電機は本覚書に基づき、SEGが手掛ける中国国内外のプロジェクトに対し、制御システムや安全計装システム、関連サービスを提供していく。

横河電機の重野邦正社長は「SEG本社でこの戦略的な協力の第一歩を踏み出せたことを光栄に思う。今後もSEGと共に、中国内外のお客様のプロジェクト成功に貢献していきたい」とコメントしている。

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