・CO₂排出ゼロを実現する外部電源油圧ユニット「EK-UNIT」に注目集まる
第45回全国クレーン安全大会(主催:一般社団法人 日本クレーン協会、後援:厚生労働省)が、2025年10月9日・10日の両日、岐阜市「ぎふしんフォーラム(岐阜市民会館)」にて開催された。製造・建設・運用に関わる企業・関係者が一堂に会し、クレーンの安全利用に関する最新技術や知見を共有する本大会は、労働災害防止と安全文化の醸成を目的とした全国規模のイベントとして定着している。
大会2日目に行われた「クレーン等の製造者・使用者の集い」では、加藤製作所が講演を行い、世界初のハイブリッドラフテレーンクレーン「SR-250HV」に搭載された最新技術を紹介した。
同社設計部長による講演では、ハイブリッドシステムの中核をなす外部電源油圧供給ユニット「EK-UNIT」によるCO₂排出ゼロの作業実現について詳説。従来のクレーン性能に加え、作業効率・安全性・燃費改善・静音化を高次元で両立させる技術として、参加者の注目を集めた。
加藤製作所は、環境負荷低減と安全性向上の両立を目指す技術開発を通じ、持続可能な建設現場の実現に貢献する姿勢を明確にしている。
本大会のスローガン「吊るす責任 支える誇り クレーンが運ぶ確かな安全」に象徴されるように、業界全体での安全文化の深化が求められる中、同社の取り組みはその一翼を担うものとして高く評価された。
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