リープヘル(Liebherr):2025年10月15日
リープヘル(Liebherr)は10月15日、同社の第8世代(G8)クローラドーザ「PR 716~756」シリーズが、デンマークのユニコントロール(Unicontrol)社製3Dマシンコントロールシステムに対応したと発表した。新たに導入された「Liebherr Unicontrol Easy Link」により、ブレードマウント型GPS/GNSS制御システムとのシームレスな統合が可能となり、建設現場での整地作業の自動化と精度向上を実現する。
同機能は新車のみならず、既に納入済みのG8ドーザにも後付けで対応できる。必要なのは、車両側で該当ソフトウェアインターフェースを有効化し、ユニコントロールシステムとの電気的接続を行い、キャブ内にディスプレイを設置するだけとされる。
リープヘルのドーザは従来から各種マシンコントロールシステムとの高い互換性で知られており、今回の連携により、同社の堅牢な機械性能とユニコントロールの直感的で操作性の高いデジタル技術が融合。柔軟で実用的な自動整地ソリューションを提供する。
ユニコントロールは2019年にデンマーク・オーデンセで設立された企業で、建設機械向けGPS/GNSSベースの3D制御システムを開発。欧州、北米、オーストラリアを中心に展開し、特にスカンジナビア市場で高い評価を得ている。
同社の製品開発ディレクター、マーティン・カークマン(Martin Kirkmand)氏は「ユニコントロールは、リープヘルの機械で自動整地制御を有効化したいユーザーにとって新たな直接選択肢となった。これは、より柔軟で使いやすいテクノロジーへの業界の流れを反映する重要な一歩だ」と述べている。
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