コマツは10月15日、同社の新世代油圧ショベル「PC200i-12」が2025年度グッドデザイン賞(主催:日本デザイン振興会)を受賞したと発表した。建設現場の生産性向上と安全性・快適性を追求した革新的な設計が高く評価された。
今回受賞した「PC200i-12」は、ICT(情報通信技術)を活用したスマートコンストラクション対応モデルで、最新のオペレーティングシステムと改良型キャビンデザインを採用。燃費性能や操作性を一段と高めるとともに、視認性・静粛性・乗り心地などオペレーターの作業環境を大幅に改善した。
審査委員会からは、「先進的なICT技術の統合によって施工精度と効率を両立させつつ、機能美を備えたデザインが実現されている」との評価が寄せられた。外観では、シャープなラインと新しいカラーリングが特徴で、次世代コマツデザインの方向性を示すモデルとも位置づけられる。
コマツでは今後も、「安全で生産性の高いスマートでクリーンな未来の現場づくり」を目指し、デザインと技術の両面から製品開発を進める方針。なお、同社はこれまでにもブルドーザやホイールローダなど多数の建設機械でグッドデザイン賞を受賞しており、今回の受賞はその伝統を継承するものとなった。
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