小松(常州)、設立30周年記念式典を開催―中国事業の成長と次なる飛躍を誓う

小松(中国)投資有限公司:2025年10月11日

建設機械大手のコマツ(Komatsu)は、中国の生産拠点である小松(常州)工程機械有限公司(江蘇省常州市)が設立30周年を迎えたことを記念し、9月26日に常州中呉賓館で記念式典を開催した。日本本社の代表をはじめ、小松(中国)投資有限公司およびグループ各社の関係者、顧客、販売代理店、サプライヤーらが出席し、これまでの歩みを振り返るとともに、今後の発展を展望した。

式典に先立ち、常州市政府の潘冬鈴副市長や新北区の周慶書記らが、日本小松製作所(コマツ)の専務執行役員で生産本部長の柳沢是清氏一行と会談。両者は、建設機械産業のスマート化・高付加価値化に向けた協力強化や、産業連携の深化について意見を交わした。

式典では、小松(常州)の張良飛総経理があいさつし、創業から30年間の歩みを紹介。地域や顧客、社員に対する感謝を述べ、「これからも革新を続け、社員には成長の場を、顧客にはより大きな価値を提供し、業界と社会の持続的発展に貢献していく」と語った。

続いて柳沢氏は、日本本社を代表して祝辞を述べ、「小松(常州)は、グローバル化とローカル化を融合させた成功モデルであり、日本の技術と現地製造力の結晶だ」と評価。「中日両国の産業協力と技術交流をつなぐ重要な橋渡し役として、世界のインフラ発展に大きく寄与してきた」と功績を称えた。

さらに、小松(中国)投資有限公司の董事長兼総経理兼CEOの費春江氏も登壇し、「市場環境が変化する中でも、常州工場は高い実行力と強靭なチーム力で着実に成長してきた」と評価。今後はグローバル企業としての強みを生かし、中国の生産力とサプライチェーンを活用してブランド力強化と市場拡大を図る方針を示した。

式典は終始祝賀ムードの中で行われ、参加者らは30年の歩みに敬意を表すとともに、新たな飛躍への決意を共有した。小松(常州)は「より積極的に、より革新的に、より実践的に」次のステージへ歩み出すとしており、中国事業の中核拠点として今後も進化を続ける構えだ。

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