・建機事業拡大・顧客金融・大型プロジェクト推進で連携強化
三一(SANY):2025年10月5日
中国の三一集団は9月26日、広州オフィスにおいて、インドネシアの金融機関PTチャンドラ・サクティ・ウタマ・リースィング(PT Chandra Sakti Utama Leasing)およびPTメイバンク・インドネシア・ファイナンス(PT Maybank Indonesia Finance)と、総額約14億5,000万元(約305億円、21円換算)規模の戦略的協力協定を締結した。
今回の協定は、三一(SANY)のインドネシア市場における事業拡大、顧客向けファイナンス支援、大型案件の推進を金融面から後押しするもので、インドネシア金融界が三一ブランドおよび成長性に高い信頼を寄せていることを示すものとなった。調印式には、海外直販事業部会長のキム・リー(Kim Li)氏、アジア太平洋地域会長のホアン・ジェンフォン(Huang Jianfeng)氏らが出席し、訪問団と意見交換を行った。
これに先立つ9月23~25日には、インドネシア代表団が三一(SANY)の昆山掘削機(油圧ショベル)工場、長沙重トラックスマート工場、第18灯台工場、寧郷クレーン工場を視察。リャン・リンハー(Liang Linhe)取締役兼三一重トラック会長、チェン・ジアユエン(Chen Jiayuan)三一重機械会長らが同行し、スマート生産ラインや電動トラック展示エリアを案内した。代表団は同社の製造力、技術力、製品性能、企業文化を直接確認するとともに、インドネシアにおける長期戦略と投資計画について理解を深めた。
三一集団は今回の協力を通じて、顧客ファイナンス、グリーントランスポーテーション、新エネルギー分野での協業を一層推進する方針。今後もインドネシア金融界との連携を強化し、相互発展と持続的な成長を目指すとしている。
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