ユングハインリヒ、ドイツ・サステナビリティ賞を受賞 ― 環境・社会両面での先導的取り組みが評価

ユングハインリヒ(Jungheinrich AG):2025年10月8日

フォークリフトや物流ソリューションを手がけるユングハインリヒ(Jungheinrich AG/本社:ドイツ・ハンブルク)は、「ドイツ・サステナビリティ賞(German Sustainability Award)」のリフティング・搬送技術部門で受賞した。欧州最大級の環境・社会分野での表彰制度であり、同社の持続可能な事業運営と社会的貢献が高く評価されたもの。

今回の受賞は、ユングハインリヒが掲げる「経済的成功と環境・社会の持続可能性の両立」という企業方針を裏付けるもので、最終候補に残ったデマティック(Dematic GmbH)、ゲオルク・フィッシャー(Georg Fischer AG)、シンドラー(Schindler Holding AG)を抑えての受賞となった。

同社は、リチウムイオン技術を採用した高効率フォークリフトなど、エネルギー効率の高い製品群を展開。車両ライフサイクル全体でCO₂排出量を平均10%削減している。また、再整備済み中古車「JUNGSTARS」シリーズでは、新車生産比で約80%のCO₂排出削減を実現している。

さらに、社内事業運営の脱炭素化にも注力しており、現在グローバル電力需要の約81%を再生可能エネルギーで賄う。サプライチェーンにおいても、購買量の78%が持続可能性自己評価を完了しており、安全面では労働損失事故率(LTIR)を11.4まで低減した。

これらの取り組みは、科学的根拠に基づく目標設定(SBTi)の認証を受けた気候戦略の一環であり、Scope1〜3の全排出区分における削減目標を掲げている。同社は、製品ライフサイクル全体にわたる排出削減を進める「サステナビリティ・イネーブラー」として業界をリードしている。

ユングハインリヒのCEOであるラース・ブロスカ博士(Dr. Lars Brzoska)は次のように述べている。
「この賞は世界中の従業員の努力の成果です。持続可能性への取り組みは当社の中核にあり、今回の受賞はその方向性が正しいことを示すものです。今後も確固たる決意をもってこの道を進みます。」

ドイツ・サステナビリティ賞は、2008年に創設された持続可能な発展に関する最も権威ある賞のひとつで、ドイツ商工会議所連合会(DIHK)や世界自然保護基金(WWF)などが協力している。授賞式は12月4〜5日、デュッセルドルフのマリティムホテルで開催予定で、約2,000人の産業界・政治・学術関係者が参加する見通しだ。

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