メッツォ、ミネラルズ事業で効率化策を計画―世界で最大95人削減へ

メッツォ(Metso):2025年10月7日

フィンランドのメッツォ(Metso、本社:エスポー)は10月7日、ミネラルズ事業部門の一部で事業運営モデルを見直し、収益性と成長力の強化に向けた効率化策を実施すると発表した。年間約1,300万ユーロ(約23億円、177円換算)のコスト削減を目標とする。

同社は、現地法に基づく従業員協議を開始し、ミネラルズ事業の装置およびデジタル関連部門に影響が及ぶ見通し。組織再編に加え、人員削減を含む各種効率化措置を検討している。

削減の対象となる人員は全世界で最大95人、そのうち最大55人がフィンランド国内での削減となる可能性がある。最終的な決定は、各国での協議プロセス完了後に行われる。

メッツォは、骨材・鉱物処理・金属精錬分野における持続可能な技術とエンド・ツー・エンドのソリューションを提供する世界的リーダーであり、顧客企業のエネルギー・水使用効率の向上や生産性の改善、環境リスクの低減を支援している。

同社の本社はフィンランド・エスポーにあり、2024年末時点で約50カ国に約1万7,000人の従業員を擁し、2024年の売上高は約49億ユーロ。株式はナスダック・ヘルシンキに上場している。

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