ホロット・イタリアがGIS 2025でFASTNの4度目の受賞

ホロット(Haulotte):2025年10月6日

イタリア・ピアチェンツァ
(Piacenza)で9月25日から27日まで開催された第10回GIS Expoに、ホロット(Haulotte)・イタリアが出展した。同展示会は、リフティング、マテリアルハンドリング、重量物輸送機器に特化したイタリア最大級の専門見本市で、10万平方メートルの会場に490以上のブランドが出展。同国産業界の専門家にとって見逃せないイベントとなっている。

■300平方メートルのブースで革新技術を披露

ホロットのイタリア現地法人は300平方メートルのブースを構え、多数の顧客やパートナーを迎えた。展示機械の中心となったのは、PULSEO(パルセオ)シリーズの複数モデルで、HA16 E PROに加え、新型のHA20 E PROとHS21 E PROが注目を集めた。全てのPULSEO高所作業車には、レンジエクステンダー(REX: Range Extender)が装備されていた。REXはバッテリーを充電する発電機で、電源のない現場で特に有用だ。無制限の稼働サイクルを実現し、異なるPULSEOモデル間で交換可能な設計となっている。

また、SIGMA 16 PRO屈伸ブームや、コンパクトな電動シザーリフトとしてStar 6、Optimum 8、Compact 10 N、Compact 12、Quick Up 9 ACも展示された。デジタルソリューションも焦点の一つで、アドバンスド・アクセス・マネジメント(AAM: Advanced Access Management)を搭載した2台の機械が出品された。AAMにより、フリート管理者は機械へのアクセスと使用状況を遠隔制御できる。

金曜日の夕刻には、ホロット・イタリアがブース内で「オープンアップ(Open Up)」イベントを開催し、100名以上の顧客が参加。展示機械に囲まれた懇親会は、業界専門家との距離を縮める好機となった。

■FASTNが4度目の栄誉

GISのハイライトとして、ホロット・イタリアがイタルプラットフォーム(Italplatform)・アワード式典でオペレーター安全性イノベーション賞を受賞した。これはFASTN(ファストン)ソリューションに対する評価で、国際的に3度の受賞歴を持つ同技術にとって4度目の栄誉となる。FASTNは、高所作業車(MEWP: Mobile Elevating Work Platform)上でオペレーターの安全ハーネスが適切に固定されているかを検知することで、建設会社のオペレーター安全性を大幅に向上させる。

MEWP向けとしては初の汎用的なコネクテッド墜落防止システムだ。

ホロット・イタリアのゼネラルマネージャー、ニコラ・ヴィオリーニ(Nicola Violini)氏は次のように述べた。「GIS 2025でのFASTNの評価は、当社のイノベーション戦略が市場の期待と完全に合致していることを裏付けるものです。GISは最新製品を紹介し、顧客との貴重な時間を共有する絶好の機会となりました」​​​​​​​​​​​​​​​​

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