・グローバル産業機械メーカー、経営体制を強化
テレックス・コーポレーション(Terex Corporation):2025年10月1日
産業機械大手のテレックス・コーポレーション(Terex Corporation、NYSE: TEX、本社:米コネチカット州ノーウォーク)は10月1日、スリカンス・パドマナバン(Srikanth Padmanabhan)氏を取締役に選任すると発表した。就任は12月1日付。同氏は世界的なパワーソリューション(power solutions)企業カミンズ(Cummins, Inc.)の執行副社長兼オペレーション(Operations)部門プレジデント(President)を最近退任したばかり。
パドマナバン氏はカミンズで34年間のキャリアを積み、エンジン事業部門(Engine Business)のプレジデントをはじめ、発電(Power Generation)、コンポーネント(Components)、エンジン(Engine)各部門でグローバルビジネスのリーダーを歴任した。製造や工場運営の現場からキャリアをスタートし、インド、米国、メキシコ、英国での勤務経験を持つ。
デビッド・A・サックス(David A. Sachs)会長(非業務執行)は「スリカンスの貴重な洞察力と視点は、現取締役会の経験を補完するものだ。彼は事業成長と企業価値向上において実証された実績を持つ経営者である」とコメントした。
パドマナバン氏はインド国立工科大学トリチー校(National Institute of Technology in Trichy)で機械工学(Mechanical Engineering)の学士号、アイオワ州立大学(Iowa State University)で機械工学の博士号を取得。ハーバード・ビジネススクール(Harvard Business School)の上級管理職プログラム(Advanced Management Program)も修了している。現在、レゲット&プラット(Leggett & Platt Incorporated)社の取締役も務めている。
テレックスは資材処理機械(materials processing machinery)、廃棄物・リサイクルソリューション(waste and recycling solutions)、高所作業車(mobile elevating work platforms, MEWPs)、電力設備などを手がける世界的な産業機械メーカー。製品は北米、欧州、アジア太平洋地域で製造され、世界中で販売されている。
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