コネクレーンズ(Konecranes):2025年10月1日
コネクレーンズは、フィンランドの車両部品メーカーTMT. Malinen Oyに対し、自社の自動倉庫ソリューション「Agilon」の納入契約を締結し、ラハティ拠点に導入を完了した。本システムは、同社の高頻度業務の集約と将来的な事業拡大を支える中核インフラとして、2025年10月1日より稼働を開始している。
契約は2025年6月に締結され、9月に設置工事を開始。導入されたAgilonは、高さ4.6m、長さ12mの2列構成で、2箇所のアクセスポイントと2台のロボットを備える。Monitor ERPとの完全統合により、入出庫から在庫管理までの物流プロセスをリアルタイムで可視化し、業務効率と空間活用を飛躍的に向上させる。
コネクレーンズは、Agilonのモジュール設計とスケーラビリティを活かし、TMT. Malinenの多品種・大量部品の取り扱いに対応。同社が求める柔軟性と成長対応力を備えたソリューションとして、物流の最適化を実現した。
「Agilonは、スペースの最大活用と物流フローの合理化、そして将来の拡張に備える上で理想的な選択でした」と、TMT. Malinen OyのCOO、ヤーッコ・ラッパライネン氏は語る。
コネクレーンズ Agilon部門の営業マネージャー、ユウソ・サイネ氏は「Agilonは、効率性・空間最適化・拡張性を一体化したソリューションであり、TMT. Malinenのような企業に競争力をもたらします」とコメントしている。
TMT. Malinen Oyは、スウェーデンの産業グループAxel Johnson Internationalの一員であり、OEM、商用車メーカー、防衛分野など多様な顧客に向けて、シャーシプロテクター、ツールボックス、アルミ構造部品などを供給している。
コネクレーンズは、世界50カ国以上で約16,500人のプロフェッショナルを擁し、2024年のグループ売上高は42億ユーロ。マテリアルハンドリング分野におけるグローバルリーダーとして、より安全で生産的かつ持続可能なソリューションを提供し続けている。
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