英フラナリー社、JCB建機220台を一括導入、総額22百万ポンド(約44億円)の大型投資

 JCB:2025年7月17日

 英大手建機レンタル会社のフラナリー・プラント・ハイヤー(Flannery Plant Hire)は、JCB製建機220台を新たに導入する総額2,200万ポンド(約44億円、200円換算)超の大型契約を結んだ。納入はJCBの正規販売代理店であるGreenshields JCBが担当し、2025年内に順次納入される予定。新機は英国内の国家的インフラプロジェクトに投入される。

 今回の導入機には、JCBのテレハンドラー「Loadall」、Xシリーズのクローラー式油圧ショベル、サイトダンパー、ミニショベル、バックホーローダー「3CX」などが含まれる。

 フラナリー社は1972年、創業者パット・フラナリー氏がJCBの3Cバックホー1台で事業を始めた家族経営企業。現在は2代目のマーティン、パトリックJr、ポールの3兄弟が経営を担っており、保有機械は6,500台超にのぼる。

 同社マネージングディレクターのパトリック・フラナリー氏は、「JCBの製品群は顧客から高く評価されており、今後も高品質で革新的な機械への投資を継続する。特に水素駆動建機の開発に注目しており、JCBの水素仕様3CXの初号機を導入予定だ」と述べている。

 JCBグローバルメジャーアカウント部門のスティーブ・フォックスMDは「パット氏がJCBのバックホー1台で始めた事業が、これほどの成功を収めていることは感慨深い。長年にわたる信頼関係を誇りに思う」とコメントした。

 Greenshields JCBのジェームズ・リチャードソンMDも「30年以上にわたる取引の中で、顧客ニーズやアフターサポートへの理解が深まった」とし、引き続き密接な協力を強調した。

 導入される全機にはJCBのフリート管理システム「LiveLink」が搭載され、稼働状況、CO₂排出量、安全性指標などの可視化が可能。また、Xシリーズショベルには人型認識(HFR)機能やスイング・高さ制限装置「X-Watch」といった最新の安全技術も搭載される。

フラナリー社はロンドン・ウェンブリーに本拠を置く、英国有数の家族経営建機レンタル会社で、13の営業拠点と2,200人のオペレーターを擁し、英国およびアイルランド全域でオペレータ付き建機のレンタル事業を展開している。

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