井関農機、「うまみ精米」技術で農業食料工学会「開発賞」を受賞

・新型コイン精米機が技術革新として評価

 井関農機は6月30日、同社が開発したコイン精米機「CP420」「CPH420」が、一般社団法人農業食料工学会の「2025年度開発賞」を24日に受賞したと発表した。

 同賞は、農業や食料分野の工学技術において顕著な進歩をもたらした製品や技術開発に贈られるもので、産業界における高い実用性と技術的意義が評価される。

 今回受賞したコイン精米機は、精米時の摩擦や衝撃を抑え、米のうまみ層(亜糊粉層)をできる限り残す独自の“うまみ精米”方式を採用。従来の方式に比べ、風味や栄養を引き出しやすくする点が高く評価された。加えて、操作性の向上や機能の充実により、一般利用者にも使いやすい仕様となっている。

 表彰式は9月12日に三重大学上浜キャンパスで行われる予定で、11月7日には農研機構・農業機械研究部門で開催される第30回テクノフェスタにおいて技術発表が行われる。

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